今朝、入院させて頂いている病院の先生から連絡があった。
まず、父は60メートルの長さの道を3本くらい歩けるようになったそうだ。
良くなっている、ということではある。
とは言え、そうか、あんなに1日中歩き回っていた人間が、まだ180メートルしか歩けないのか、と切なくもなる。
180メートルだったら、彼の家からコンビニまで行けない。
母が足が悪いので、今後の買い物はどうしていくのだろう。
良くなってきたら良くなってきたで、また新たな不安が生まれる。

次に、ここ数日で、何かの薬で薬疹が出てしまったそうだ。
蕁麻疹のようなものが皮膚に出て、赤くなってしまっているようだ。
一瞬あの「赤鬼」の父(https://www.youtube.com/watch?v=lotizmp9jxA)を頭で思い浮かべてしまった。
熱は出てないようだし、きっとあんなにはなってないんだろうが、きっとあの時の父の映像とは、僕ら家族の一生のトラウマとして、今後も付き合っていくことになるんだろう。

それから、足に血栓が少しだけできてしまったようだ。
エコノミークラス症候群のように。
これは入院が長期になると良くあることだそうだ。
今は血液をサラサラにする薬を飲んでいるそうだ。
大きな山は超え、日に日に希望は見えるものの、小さな小山は色々と目の前に表れる。
人生ってそもそもそういうものだけど、せめてワクチンによる山はそろそろ登頂を終えたいものだ。