残念ないきもの辞典が大ブレイクしてから、動物モノでこの派生がたくさん出ている。

キモい生き物 わけあって絶滅しました 恋するいきもの図鑑 ずるいいきもの図鑑 なぜか生き残ったへんな動物 やりすぎぜつめついきもの図鑑 ・・・・。

本当に素晴らしい。ただ動物の特徴が書いてある従来の図鑑では、動物に興味のある子供しかみたいと思わない。

しかし、動物の弱みや情けない部分にフューチャーすることで、ネタとしても読めるし、共感対象としても読むことができ、いっきに読者のパイを広げた。もちろん、子供だけではなく、大人にまで。

 

最近では、生き物系ではなく、歴史人物系にこのトレンドが移ってきている。

ざんねんな偉人伝 失敗図鑑 ほんとはこんな残念な日本史の偉人たち ざんねんな名言集 ざんねんな歴史人物 やばい偉人伝・・・・。

これも同じ。

なんだか歴史物って固いー と考えていた女性たちも、同じようにネタや共感対象として読むことができる。女子も女性も。歴史人物に興味のない男子も男性も。世界史に興味のない人たちにも。

 

これぞ切り口の妙。

特に新しい発見をしたわけではないのに、切り口で新しく見せる手法。

これこそクリエイティブの神髄。

まだまだ違うジャンルにもこの切り口は派生させることができると思うし、

残念 などの弱い一面ではなく、もっと違う切り口もあるかもしれない。

人は成功法では勉強しない。でも、興味を持つ点があったら、例え、そのポイントが受験に出なくても、そこを入り口に勉強するようになる、、、、こんな原始的なポイントを最初に発掘してくれた ざんねんないきもの辞典 はやっぱり凄い。歴史に残る一冊です。