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日テレの小熊アナは僕の師匠です。


日テレの女子アナの話つながりで、小熊美香アナウンサーについて。

 

ZIP3年半、ご一緒させて頂きました。

 

彼女は本当に強く、たくましい方。

 

絶対に疑問や違和感は納得できるまで徹底的に議論する、、、とってもエネルギッシュな素敵な女性です。

 

彼女は上智大学出身ですが、外国人の多い上智にこうした自己主張の強い女性が多いように個人的には思います。

 

彼女は僕の師匠。僕がそう勝手に思っているだけなんですが。

 

僕はZIPが始まった頃、うまく自分のコーナーを仕切れず、毎回、毎回スタッフさんにご迷惑をおかけし、毎回毎回お叱りを受けていました。

 

ZIPは良い意味で大変厳しい番組なので、自分のコーナーの時間をオーバーすることは良しとされません。

 

時間に緩い番組はあるんですけどね。ZIPは違います。

 

が、時間感覚のない初期の僕はよくオーバーしてしまっていました。。。

 

あとカンペを読むのが下手で、明らかに目で追ってるように見えてしまう。視聴者からすると明らかに不自然。

 

だから、かなり時間をかけて原稿を暗記するも、、、本番でそれを忘れてしまう、、、、テレビの原稿って直前までどんどん変わりますから、、、こんなことを繰り返していたのです。

 

最初の3ヶ月くらい。本当にダメダメ、ぐずぐずで。ZIPのスタッフさんも本当によく耐えて育てて下さったと思います。

 

そんな叱られっぱなしで、ダメダメな僕を見かねた、正義感いっぱいの小熊さんは、ある日僕を呼び出しました。

 

原田さん、時間ありますか?

 

いきなり個室に呼ばれ、どきどきしたのですが、密室で繰り広げられたのは、アナウンサーのプロフェッショナルの小熊さんによるスパルタアナウンスレッスン。

 

カンペの自然な見方。練習の仕方等々、、、アナウンサーさんでないと分からないであろうスキルを熱血指導頂きました。みっちりと。

 

カンペですが、1行先を目で追いながら、一行前を声に出すと、摩訶不思議なことに、カンペを目でたどって読んでいるように見えないんだそうです。

 

練習の仕方ですが、極力本番と同じシチュエーションを作って練習せよ、とのことでした。例えば、カンペを目線の位置の壁に貼ったり。

 

本番はカメラの前で緊張するので、極力同じ状況で練習しないと意味がないそうです。再現性が重要なんですね。

 

本当に嬉しくて、ありがたくて、小熊さんが部屋から出た後、おっさんなのに恥ずかしいんですが、たくさん涙が出たことを今でも覚えています。

 

小熊さんは12月に退社してしまうとニュースで見ました。

 

大変残念です。仲間ともう会えなくなるかもしれません。

 

専業主婦になるのかしら?フリーのアナウンサーになるのかしら?

 

ずっと 私、専業主婦になる女性の気持ちがあまり分からない とおっしゃっていたキャリア志向の強い女性なので恐らく働かれるように想像していますが、もし専業主婦になられるとしたら、そんなキャリア志向の強い女性までも専業主婦にしてしまう赤ちゃんの存在って偉大ですね。

 

一億総活躍社会・・・こうしたキーワードが広がる昨今ですが、専業主婦を選択する人を否定する社会になってはいけないと僕は思います。

 

今は専業主婦になりたくてもなれない人も多くなっていますが、子育てって大変だし、自分の人生だし、自分が選択したどんな道も安心して選べる社会が成熟社会だと僕は思います。

 

がむしゃらに皆に働かさせようとする国は良くない。基本、多くの人に働いて貰わないと日本はもたない国になっているのは事実ですが、それでも 選択できる社会 であって欲しい。

 

働かない余裕のある高齢者がいる社会も豊かな社会だと思いますよ。

 

日本ほど高学歴な女性が子供につきっきりの社会はない。つまり、子供に高学歴な教育者が併走して生きる社会はない。

 

これは海外でよく言われることですが、こうした考えもあると思います。

 

小熊さん、本当にありがとうございました。どうか素敵な赤ちゃんを。また是非ご一緒させて下さい。

 

皆さんは女子アナの生き方、どう思いますか?