3年。
3年。祈。
改めて、これからも一緒に。
(以下そうま・かえる新聞の最新号に書かせてもらったものです)
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2011年3月11日東日本大震災が起こった。数日後福島の原発が爆発した。決まっていた九州中国地方のツアーの準備をしながらTVを眺めていた。自分はもちろん、音楽なんて無力だと思った。
その年の5月、渋谷で行われた相馬南相馬支援プロジェクト「MY LIFE IS MY MESSAGE」としての中学の頃から大好きなHEATWAVEのライブの打ち上げで本当に偶然に隣り合わせて十数年ぶりに再会したモリタミュージック森田さんが、すぐに相馬に呼んでくれた。
それが始まりで、南相馬の柚原さん、相馬101塩沼さん、えんどう豆佐藤さん、蒼龍寺住職田中さん、今やバンドメンバーでもある柴田拓也(南相馬)…ほか、大切な沢山の方々と出会い、話し、現実は未だ何一つ終わってないこと、逆に震災から時が経つに連れてその町に生きる人達の不安や迷いはもっともっと複雑に深くなっていることも同時に感じながら。歌い、笑い、あり得ない量の酒を飲み、改めて振り返るとまだ3年とは到底思えない濃密な時間。その中で僕はもう一度音楽の素晴らしさを知りました。
いつだって絶望と希望は一緒に歩いていて、そんなことお構いなしに日々は転がっていて、それぞれ自分で考えて一つ一つ選んでいくしかない。きっと答えは出ない。でも行くのだ。諦めないその先に少しはマシな明日があるはずなんだ。
いつも教えてもらってる全力で、一緒に時間を過ごしに、歌いに、飲みに、今年も行かせていただきます。
いつも本当にありがとうございます。愛をこめて。
大森洋平
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