ブログを始めてから美容整形に関することばかり書いていますが、私は元来美容とは無縁の地味で冴えない主婦なので、今日は美容整形とは関係ないネタを。

 

美容整形に失敗してから、週の大半は家に引きこもっています。

 

家事以外の時間は、主にネット閲覧とアマプラでアニメ鑑賞。

 

精神的苦痛から逃れる方法を求めて、精神世界のブログやYouTubeを見漁っていました。そういうものに触れている時間は、心が落ち着きます。

 

また、整形に失敗したことで人の顔を見ることが苦痛になってからは、アマプラではアニメしか観るものがなくなり、これまでアニメを観る習慣はなかったのですが、今ではすっかりアニメ好きになりました。アニメから学ぶことは多いです!

 

アニメの面白さに目覚めたことは、人生の財産になりましたが、職も子供も持たない引きこもりの主婦が受動的な趣味しかないというのは、どこか虚しいです。

無限にあるコンテンツを消費するだけの余生は、私にとってはつまらない。

それに早々にボケそうで怖いです。

 

そこで能動的な趣味として始めたのが、ピアノです。

 

 

今年のゴールデンウィーク明けに届いてから、ほぼ毎日弾いています。

 

幼少の頃からエレクトーンを習っていて(子供のお遊び程度ですが)、小学6年~中学3年の途中まではピアノに変更して習っていました。なので、ピアノは初級レベルです。

 

大人になってからは全く弾いていませんでしたが、YouTubeで、中年以降で楽譜も読めない状態から始められた方の動画を見て、私もまた挑戦してみたいと思い、再開しました。

 

子供の頃は嫌いだった基礎練習が、今はとても楽しいです。

できなかったことが段々できるようになっていくのは、嬉しいです。

 

余計なことを考えながら弾くなんて器用なことはできないので、常に全集中で弾いています。それがすごく心地よいのです。マインドフルネスってこういうことなんでしょうか?

 

 

今練習しているのが、この4冊。

●ハノン

●リトルピシュナ

●プレ・インベンション

●ピアノ名曲150選(初級編)

 

最初にハノンをいくつか弾くだけでも指がほぐれますね。

 

リトルピシュナは、移調の連続と左右の異なる指の動きに、最初は頭が大混乱していましたが、慣れてくるとハノンより楽しい。

 

プレ・インベンションは、バロック音楽が好きなので、いつかバッハを弾いてみたい思いから購入しました。一見簡単そうな曲が多いですが、それでも初心者には普通に難しいです。

 

ピアノ名曲150選(初級編)は、弾いてみたい曲がいくつかあり、今はマクダウェルの「野バラに寄せて」を練習中です。

この曲は和音と旋律がそれはそれは美しくて、ずっと耳が喜んでいます。

 

演奏技術なんて皆無ですが、心地よい和音の響きを感じながら練習する時間は、至福です。顔のことから解放されます。

 

今この瞬間のことしか考えないって、結構難易度が高いと思うのですが、ピアノは鍵盤に指を置いた瞬間から集中せざるを得ないので(じゃないと指が動きません)、それが容易にできてしまいます。

なかなかすごいことですよね。

私にとってはセラピーと脳トレができて一石二鳥でした。

 

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「起こることはすべて必然」という言葉をよく聞きます。

私が整形に失敗したことは必然で、

立ち直る手段の一つがピアノであることも必然で。

だとすると、そのために子供時代にエレクトーンやピアノを習っていたのかも?

なんて思いました。全くの初心者だったら、40歳からピアノを始めようとは思わなかったかもしれないですしね。

子供時代、ろくに練習もしないのに習わせてくれた親に、あらためて感謝。

 ピアノを買ってくれた夫にも感謝。