2022年6月も本日30日で終わりです。
と言うことは?
1年の半分が過ぎてしまった!

月並みな物言いで恐縮ですが
ほんと月日の経つのは早いもの。

早いと言えば、関東地方も
早々に梅雨明けしてしまい
真夏日ならぬ酷暑日の続く
ここ東京でも参議院議員の
熱い選挙運動の真っ最中です。

先週の6/22(水)に参院選が公示され
候補者のポスターが掲示板に貼られ始めた
午前の時間帯の状況を写したのがコレ↓です。

参院選①_2022.06.22

9時台に撮影したのですが、
この時点で貼られていたのは
れいわと維新の2枚だけです。

以前に私も知人の選挙参謀&雑用係を務めた経験があり、
公示日当日は、選挙管理委員会への立候補の届け出を行い
その場でくじ引きしてポスターを貼る掲示板の番号が決まり
それを選対事務所のスタッフに伝達し、実際に貼る作業を
担当する複数のスタッフへ伝言ゲームして出発してもらい……
といった連続する作業を手際よくこなす必要があります。

従事するスタッフやお手伝いしてくれるボランティアの人数、
実際にポスターを掲示板に貼って回る経路などにもよりますが、
9時台にポスターを貼り終えるのは、なかなか至難の業です。

そして、どこの陣営の事務所でも、その日のうちに
全ての掲示板にポスターを貼り終えることがマスト
という厳命が下っているはずなので、皆必死です。

どんな選挙でも、選挙区期間は1週間以上あるので
仮にその日のうちに全て貼り終えられなくても
別に構わないように思われるかもしれませんが、
もし初日に1日で貼り終えられなかったりすると
「あの候補の陣営は、スタッフが足りないらしい」
という噂が立ってしまい選挙戦に悪影響が出る
などとまことしやかに語られています。

私もスタッフの少ない陣営で選挙運動に従事した際は
日が暮れてからも頭にライトを付けて掲示板を巡り
何とか公示当日中にポスターを貼り終えたました。

そういう苦労を身をもって知る者からすると
公示日の夜に掲示板を見る目も変ってきます。

上の写真と同一の掲示板を同じ日の
夜の時間帯に撮った写真がコレ↓です。

参院選②_2022.06.22

朝は2枚だけだった掲示板ですが、
夜は14枚のポスターが貼られてます。

よく見ると分かるように、自民党や
立憲民主党、公明党、共産党など
主要政党のポスターが多いです。

やはり、それなりの組織力・スタッフを
揃えてる政党、候補者でないと、たった1日で
ポスターを全て貼り終えるのは難しいでしょう。

特に参院選の選挙区は都道府県単位と広いので

なおさら困難であると言えるでしょう。

 

そもそも、掲示板用のポスターを作成しない候補者や

掲示板の全てには貼りには行かない陣営もあります。

 

今回の参院選東京選挙区の立候補者の数は

選挙広報を見る限り、34名にも上ります。

 

参院選③_2022.06.29


先ほどの公示日当日夜の掲示板の写真では

候補者14名のポスターしか貼られてません。

投票日当日になっても、34名分の全てが

貼られることは、きっとないでしょう。

何気なく眺めているポスターかもしれませんが
その1枚1枚を貼るのにも、それぞれ少なからず
物語/ストーリーがあるのだと認識してもらえると
選挙運動や政治活動に関わっている者としては
ちょっと嬉しい気持ちになったりします。

なので、炎天下の中、掲示板にポスターを貼る
スタッフを見掛けると、政党にかかわりなく
「ご苦労さま」と声を掛けるようにしています。

選挙へ行くこと、政治に関心を持つことが
なにより民主制、平等原則、ひいては
自由を守ることにつながると信じてますので
選挙を支える一人一人のスタッフの皆さんに
敬意を表している次第であります~


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[ 2022.06.30(木)日刊 ]