航海準備といっても、何をどうするのか?何処で調べるのか?全くわかりません。なにせ、定年退職後にボート免許を取った私ですから・・・。
航海どころか後悔になりそう!
でも、めげずに何とか頑張り本やネットで調べて、少しづづ先が見えてきて、この調子なら夏には何とかなりそうだな、と思っていた頃に
あの東北地方の大震災が起こりました。
(ここまで書いて、前回の間違いに気が付きました。思いつきは23年の暮れではなく22年の暮れです。)
日本東岸の港やマリーナは壊滅状態、停泊する場所もなく、こんな時に日本一周もないだろうと一時は計画の断念を考えました。
しかし、胸の中の希望というモヤモヤが拭いきれず、もっとちゃんと調べて万全の準備をすべく時間が与えられたのだと考え直し、一時延期ということにしました。
それ以降、じっくりと落ち着いて少しづづ備品を購入し、寄港先の検討も始め、東北地方の港の復旧を待ちました。
そうした中、今の船で大丈夫だろうか?という疑問がわいてきました。
当時の船は、ヤマハFR-23という23フィートの船外機艇でした。大きさ、装備等で一番の問題は燃料タンクでした。この船のタンクは160Lで時間消費量が25~30L、満タンで5~6時間しか走れないのです。これでは悪天候などちょっとしたトラブルですぐガス欠による漂流、海の藻屑となりかねません。
補助の携行缶を考えましたが、それでも不足だと考え、結局船を買い替えることを決断し、日産ウィングフィッシャー27にしました。
ディーデルエンジンにしたかったのですが、財布と相談しここに落ち着きました。この船の燃料タンクは320Lで、10時間程度の走行が可能になり、船のサイズUPもはかれました。(実際には予備として携行缶で4缶80Lを積み、合計400Lとしました)
更に艤艇をしましたが、そろそろ犬の散歩の時間なので、その話は次回にします。