称えよう | 町に出ず、書を読もう。

町に出ず、書を読もう。

物語がないと生きていけない。社会生活不適合者街道まっしぐら人間の自己満足読書日記です。

感想書いてない本リストも出来上がり、

 

いよいよ本の感想を書いていこうかと思っていたのですが、

 

こんな凄まじいことが起こったのだから、

 

その偉業に触れないわけにはいきますまい。

 

 

羽生結弦選手、五輪連覇!

 

宇野昌磨選手も銀メダル獲得!

 

日本勢、ワンツーフィニッシュ!!!

 

 

いやこれは、かなりすんばらしいことですよ。

 

今回の冬季五輪は、なんというか、

 

なんやかやと競技以外の話が多い印象で、

 

なかなか純粋に観戦できる雰囲気になりにくかったりしてますが、

 

そんなこんなを吹き飛ばすほどの快挙!

 

色んなごたごたは一旦脇に置いて、

 

ただ純粋に

 

称えよう。

 

それが、素晴らしいパフォーマンスに対する、

 

見物側からの、最上級の返礼だと思うから。

 

 

 

━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─

 

 

という前フリから話は変わりまして、

 

いや、スポーツに関わる言葉でもあるので

 

全く関係なくはないんですけど、

 

「スポーツ」と「称える」という2つの言葉で思い出して、

 

是非とも述べておきたい事柄があるのです。

 

 

 

セミファイナル ってご存知ですか?

 

 

 

五輪的な意味では、

 

というか、一般的な正しい意味合いとしては、、

 

もちろん「準決勝」の英訳なわけですけど、

 

残念ながらそっちの意味ではなく、

 

夏の終わり頃、地面に転がっている蝉が

 

もう寿命が尽きて動かないしかばねになっているのかと思いきや、

 

ビビビビビッ

 

と突然覚醒してびっくりするアレのことです。

 

いつ頃からそう呼ばれているのか、

 

よく知りませんけど、まあこの10年くらいですよね、多分。

 

子供の頃は、周囲の誰もそんな語彙持ち合わせていませんでしたし。

 

 

 

このセミファイナル、

 

初めて聞いた時、あまりのセンスの良さにびっくりしませんでした?

 

私は、目から鱗どころか、

 

網膜ごとずるっと剥離するんじゃないかと思うくらい、

 

深い感銘を受けたのですが。

 

 

 

無粋を承知で細かい話をすると、

 

元々、「準決勝」の意味をもつセミファイナルが、

 

一言一句そのままで、

 

蝉(セミ)の最期=最後(ファイナル)という意味になる点。

 

また、蝉の生涯が終わる一歩手前、というのと、

 

決勝戦の一つ手前、という見事なまでの共通項。

 

さらには、地面に転がり、あまつさえ腹を上に向けるなどという

 

明らかに死亡確認宣言がなされるような様態からの、

 

消える間際の炎が一瞬燃え盛るかのような

 

ビビビビビッ

 

という激しい羽ばたき+鳴き声。

 

その圧倒的なまでのファイナル感!

 

 

 

素晴らしい。

 

ただただ素晴らしい。

 

もっと称えられるべき言葉だと思います。

 

というか、

 

称えようよ。

 

この偉業を。

 

 

 

 

こっちの意味のセミファイナルを知ったのがいつだったか、

 

今となっては定かではありませんが、

 

ものすごく感銘を受けたというか、

 

大袈裟に言うと感動を覚えたというか、

 

ハートを鷲掴みにされたような衝撃と同時に、

 

 

こんな発想力が欲しい!

 

 

と心底思ったことは覚えています。

 

 

 

このブログも、休み休みながら10年以上やってます。

 

これまで愚にもつかない駄文を垂れ流しっぱなしで、

 

これからも細々と目標もなく続けていくつもりですが、

 

願わくば、

 

本当に、できたらでいいので、

 

このセミファイナルみたいな発想が、降りてきますように。

 

そう願ってやまない今日この頃なのでした。

 

 

 

いつものようにオチはありません。

 

今回は季節感すら皆無です。

 

 

 

ではでは、

 

次こそはそろそろ、本の感想を、書かねば書かねば・・・・