46-47.「アニメ『化物語』副音声副読本」西尾維新(上下巻) | 町に出ず、書を読もう。

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物語がないと生きていけない。社会生活不適合者街道まっしぐら人間の自己満足読書日記です。

46-47冊目

「アニメ『化物語』副音声副読本」(上下巻)

西尾維新

講談社BOX



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アニメ『化物語』DVD&Blu-rayに収録された、西尾維新書き下ろし脚本による副音声。


ヒロイン達が本編をふりかえり、語り尽くした約200分が、ディレクターズカット版でついに書籍化!




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そもそも私はアニメに対する造詣が深くなくて、DVDやBlu-ray化されたものになると、ほとんど見ないといっても過言じゃないのですよ。




でもまあ、西尾維新原作で、しかも小説の方もかなり好きなので、このアニメは地上波でだいたい見た(全部じゃないところがまた、私の造詣の浅さを物語ってますが)のです。




んで、同じく西尾維新ファンで私よりもアニメに造詣の深い友人が酒の肴に持ってきたDVDを見て、この副音声面白いなぁ、と思ったので買ってみました。




しつこく言いますが私はアニメへの造詣が深くないので、アニメDVDのステロタイプがどんなものかってのを実感としては知らないのですが、元々特典としていわゆる「副音声(オーディオコメンタリー)」というのは存在しているとのこと。




ただ、一般的なのは、出演している声優さんたちが収録時のエピソードとかそういう四方山話を語るものなのだそうです。




それをこの作品では、「声優個人」ではなく、あくまでも「登場キャラクター」として、台本付きでがっちり演じていて、しかもその台本は西尾維新書き下ろしだというのが大きな特徴。




(※こういう形で全編キャラクター語りの副音声は初の試みだった、という話をどこかで聞いたような気もするんですが、確証が無いので米印のカッコ内表記にしておきます)




だからもう、アニメがどうとかいうのは二の次で、純粋に西尾維新書き下ろしの文章を読みたかった、というのが正直なところだったりします。




感想としては、ファン目線からすれば、是としか言いようがありませぬ。




なんてちょっとぼかした評価なのは、アニメを見てないと、どの台詞がどの映像に対してあてられているのかが、本という媒体では分かりにくいというのがあるんです。




本の中では多少フォローはしてありましたけど、なかなかすべてを補えるというわけにはいきませんし。




でも私の場合、原作既読でアニメも(ほぼ)視聴済みなので、大抵は分かるし、元々メタなネタの多い作品で、そんなところが好きな私にとっては、充分に満足できる内容でした。




だからまあ、そういう嗜好の方なら読んでみる価値があるんじゃないかなぁ、とは思います。








あー、小説じゃないから短く済ませようと思ってたのに、逆に通常よりも長めになってしまったなぁ。




後がつかえてるからサクサク消化していかなきゃなんないのに・・・(今年読了分が消化し終えるまでは定期的にこのような泣き言を呟くと思いますが、華麗にスルーしておいてください)