氷の女 | 町に出ず、書を読もう。

町に出ず、書を読もう。

物語がないと生きていけない。社会生活不適合者街道まっしぐら人間の自己満足読書日記です。

先日、リアル世界ではなかなか耳にできない台詞を聞きました。



場所はといえば、電車の中。



私の座っている席の近くに、50代か60代くらいの夫婦が座ったのです。



その夫婦の奥さんのほうが、座席に座るや否や、何やら文句のようなことを喋り始めました。



旦那さんの方はといえば、ある程度話を聞いたところで、短く返答するというスタンスでした。



ちょっとうるさいなぁ、と思いながらも読んでた本に意識を集中していたので、語気の強さは分かるものの、会話の内容は全く頭に入ってきていなかった私。



すると、突然ふたりの会話が止まりました。



ちゃんと聞いていなかったので定かではありませんが、どうやら旦那さんの言葉に対して、奥さんが返す言葉に詰まったような雰囲気でした。



そして、次の瞬間、現実世界で聞いたことのないセリフが、奥さんの口から飛び出したのです。







「あのな。私、他の人のことで、心から喜んだり悲しんだりできへんねん」






Σ( ̄□ ̄)カッコイイ!



( ̄◇ ̄;)イヤ、ソウデモナイカ・・・・