確率論 | 町に出ず、書を読もう。

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物語がないと生きていけない。社会生活不適合者街道まっしぐら人間の自己満足読書日記です。

明日、人工衛星が落ちてくるかも。というニュースが話題ですね。



知らない人の為に、ニュースで聞いたまんまをざっくりと説明しておきましょうか。






6年前にアメリカの人工衛星が、その役目を終えました。



その人工衛星は、地球をぐるぐる周りながら徐々に高度を下げていき、ついに明日落下するわけです。



推定落下時間は午前1時から午後1時の間。

場所は北緯57度から南緯57度の間。もちろん日本も含まれています。



人工衛星は大気圏でかなりの部分が燃え尽きるものの、26個の部品が燃え尽きぬまま地球に落ちてきます。



その重さは軽いもので1kg、重いもので158kg。
総重量は532kg。



その26個の部品が、800km四方に散らばって落ちるてくるそうです。





『いやいや、当たったらどうするんだよ!』
という声が上がるのは当然ですよねぇ、そりゃ。



で、ここからが今日の本題です。



NASAによると、人工衛星の破片が「誰かに当たる確率」は、3200分の1だそうです。



結構高くないか?と思ったら、「あなたに当たる確率」は、22兆分の1にまで激減するのだとか。



バリバリ文系の私からすると、どうもこの辺の話がうまいこと理解できないのですよ。



まあ確かに、地球には何十億という人間が住んでいるので、「3200×落下予想エリアに住む人間の数=22兆」という計算なんだろう、というところまでは分かります。



だけど、どうにも詭弁を弄されてるような気がするんですよねぇ。



ものすごくデカい分母で話をしておけば、無知な連中は安心すんじゃねぇの、的な。



22兆なんてデカい数字で誤魔化そうとも、今回の人工衛星が人に当たる確率は3200分の1。
パーセンテージで表すと、0.031%。



決して無視できるほど低い確率じゃないと思うんだがなぁ・・・。



・・・・・・・・・


余談で、これも聞いた話ですが、同じような計算をすると、1クラス40人のクラスで「自分と同じ誕生日の人がいる確率」はかなり低いけれど、「誰かと誰かが同じ誕生日である確率」は50%くらいあるそうです。



うーん、言っている意味は分かるけど、何かやっぱり腑に落ちないなぁ。



やっぱり数学は苦手だなー。



え?この程度なら算数だって?



だから知らねえよ(`へ´*)ノ