幼き日のおもひで 小1入院ライフ・その1 | 町に出ず、書を読もう。

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物語がないと生きていけない。社会生活不適合者街道まっしぐら人間の自己満足読書日記です。

さて。



半ば催促したようなものですが、需要があると言うことなので入院話の続きです。



と言うよりまだ入院する前の話しかしてませんが。



ちなみに病名はと言うと、「髄膜炎の疑い」でした。



結局は別の病気だったのですが、最初に髄膜炎だと言われたので私の認識はそこで固まってしまい、結構最近まで髄膜炎で入院したと思い込んでいました。



そのせいか、何度か母に本当の病名を聞いたはずなのに、全然記憶に焼き付いてくれません。



で、入院なんですけど、入院と言えば点滴繋ぎっぱなしですよね。



無論私も点滴をすることになるのですが、前の記事にも書きましたが当時の私は病弱だったのです。
背も低いし、ガリガリでした。



つまり、血管もかなり細いんです。



とは言え、通ってた小児科医院でもしょっちゅう点滴はしていたので、針を刺されるくらいでビビる私ではありません。



特に抵抗もせず、処置室に連れていかれる私。



そう。
私は気付いていなかったのです。



小児ばかりの病院と、老若男女が通う病院との点滴スキルには、大きな差があるということを。



横になり、腕を消毒し、点滴の針をズブリ。



は、ははは、このくらいの痛みは想定内だぜ。



若干やせ我慢は入ってますが、私の心境はそんなものでした。



しかし、



「あれー、アカンなぁ」



そう言いながら針を抜かれたと思いきや、



ズブリ



心構えが一切無い状態で再びの一撃。



「うっ!」



点滴上級者の私ですが、思わず声をあげてしまいました。



更に、



「あれー、アカンなぁ」



抜く。



ズブリ



「あれー、(以下略)」



抜く。



ズブリ



「あ(以下略)」



そりゃもう、号泣ですよ。



介添のナースに肩口を押さえつけながら恥も外聞もなく泣き叫ぶ私を、誰が責められよう。



何だこの仕打ちは。
私が何かしたか?



「利き腕はどっち?」
と聞かれた時に、
「鉛筆と箸は右やけど、ボール投げるのは左」
などと玉虫色の返答をしたのが気に食わなかったのか?



空回りする思考の中、何故叫んでいたのかを忘れかけた頃、処置は終了しました。



何度かやってコツを掴んだのか、

たまたまうまくいったのか、

私が興奮状態に陥ったため、血管が拡張されて難易度が下がったからなのかは定かではないけどな!



ちなみに処置室の外に居た祖母は、「何かえらいことになってる!」と思い、ナースステーションに駆け込んだのだとか。



祖母よ。
気持ちは分かるけど、そこはある意味、敵の本陣だよ。




・・・・・・・・・・・・・・・



というわけで、その2に続く。



まだ一泊もしてないけど。