35冊目
「昭和ニッポン怪人伝 日本の黄金時代を作ったライバルたち」
著・唐沢俊一
マンガ・ソルボンヌK子
長嶋茂雄と王貞治。ジャイアント馬場とアントニオ猪木などの人物から、ウルトラマンと仮面ライダーなどの映像作品、三億円事件とよど号ハイジャック事件などの重大事件まで、双方を対比することでわかる、時代の流れと、時代が及ぼした影響を浮かび上がらせる作品。
私もそれなりにおっさんですし、世間一般では迷うことなく昭和世代なんですが、正直とりあげられてるものごとは記録映像でしか知らない世代。その分あんまり先入観なく読めたとは思います。
とはいえ、四・五十代の人の方が楽しめそうな内容ではありました。
作者の唐沢俊一さんは言わずと知れたトリビアの父ですが、しかしこの人の専門分野というか、許容範囲の分野の広さはすごい。
この本も、微妙に際どいことも書いてるけどまだまだおとなしい方。
同じくソルボンヌK子さんと共著の「大猟奇」「世界の猟奇ショー」「三丁目の猟奇」などの猟奇がらみなんかかなりグロいですし。(個人的には大好きですが)
あと、実弟・唐沢なをきさんとの共著も好きなんですが、幻冬舎文庫で出てたのくらいしか読んだことないんです。
何か他の本はないのか探しているのですがなかなか。
でも正直、この二人の特撮・映画・古本屋等とマニアックトークにはついていけません…。