うるさいハッピー | ナポリタン

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「幸せへのキセキ」という映画を観た。

普段から、映画でも小説でも感動を強いられるものは好きではなく、それ故に幸せだとかキセキだと付くものに偏見を持っているので、まずこのテのタイトルは観る気にもならない。
しかし、原題を見てみると「WE BOUGHT A ZOO」と、シンプルでユーモアがあるので見ることにした。

観てみるとわりと好みで、さらに言うと案の定と言うべきか「幸せへのキセキ」ではなく「WE BOUGHT A ZOO」の方だった。

以前見た「モールス」という映画も、元は「LET ME IN」というタイトルなのだが、それは唸るほど内容に合ったセンスの効いたものであるのにも関わらず、わざわざナンセンスな邦題をつけている。


ついでに言わせてもらうと、現代の映画の予告編のあり方にも疑問を感じる。予告編やメディアでの宣伝で内容のほとんどを故意に漏洩しており、酷いものだと全く内容と関係ないものを、さもあるかのように宣伝する。

この宣伝のあり方は、映画を楽しんでもらう為のものではなく、ただ観てもらう為だけのものになっている。

ネットで言う釣りと一緒。

観てもらうことがスタートのはずが、ゴールになっている。

観てもらわないと始まらないのはわかるし、商業映画なのだから仕方がないと言われれば、その通りなのだが、本質を見失うとそれ事態に価値がなくなってしまうと思う。本末転倒である。


話題になって売れるか、本物を味わってもらうか

私はどちらもほしい。




話題作とは流行であり、傑作とはまた別物である。

こんな固いことを言ってばかりじゃぁ、誰も読んでくれないだろうし、(もはやここまで読んでくれている人がいるかも定かではないけれど)次からは楽しい話題を取り上げてみよう。


ちなみに、最近の予告で良かったのは「ドラゴンタトゥーの女」の初回劇場予告です。邦題は昭和くさいけど。




関係ないけど

ガチョーンとウサギ