ちなみに、うちの母方の親族は商売(会社)をしていました
大阪にあふれている(あきんどのまちなので)小さな会社のシャチョーさん
それがおじさんでした
その商売は昭和の初めからじいさんばあさん(とっくに亡くなっています)がやっていたのですが
おじさんが株式会社にしたのです
そこで母は、朝5時から夜9時まで、月収7万円で働いていました
これはいまだに母がしつこくぼやくのですが(前に書いたかな?)
おそろしい搾取だったと思います
母は30になるまで一日500円の賃金で働いて、家事をして、親戚の世話をしていたそうで、30くらいから月7万に昇格したそうですが、それを今だに愚痴ってくる
母にはノーコメントですが…監禁されてたわけでもないのに言いなりになって、バカじゃないのと心の中で思いながら過ごしてきました
わたしの進路選択には、母のこの話がかなり影響しました
自力で逃げないとわたしも取り込まれる
子守が必要なくなったら(いとこらが育って)、わたしも手伝いに動員させられました
中高生の頃
朝から晩まで働いて日給500円
あかんあかんあかん
一日500円で使われるだけの人生になる
この世界(身内の会社)と決別しなければならないと強く思いました
わたしの進路選択は、確実に就職して自立できることが第一条件でした
他にもやりたいことがあったけど、そんな実るかどうかわからないこと目指している場合じゃない
その頃世間は空前絶後の就職氷河期まっただ中でした
わたしはロスジェネ世代の終わり頃の年齢ですが
物心ついた頃にバブルが崩壊してそれからずっと不景気
中学生の頃からニュースなどで就職難と報道されているのを連日目にして、恐怖を駆り立てられていました
確実に、自立!しなければ!!
…早い段階から、借金(奨学金)ができるだけ少なく済み、確実に食いっぱぐれない道を選びました
…その後から今もずっと、母は言い続けています
「あんたは働くだけちゃんと給料もらえていいな、恵まれてるわ」
いや、それが普通ですから
で、会社は誰も継がずに廃業したんですけど
母はいまだに精神支配されてる…と思う…
だって、引き取って自分が世話したいて言ってるんやで?おかしいやろ?