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ハッピーダイエットライフの船田です。

 

2013年の映画「エリジウム」

私も公開当時みましたが、今から考えると闇権力が推進する未来を描いた映画ですね。

 

今回は、経済評論家の三橋貴明氏が「エリジウム」についてメルマガ配信していたので、シェアしました。

 

予告編だけでも見ると、闇権力により分断された未来社会が想像つきますね。人類は130年後も、闇権力と戦っているという映画でしょう。

 

 

 

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『三橋貴明の「新」経世済民新聞』
 2023年7月9日
 エレジウムはなぜ空にあるのか?
 From 三橋貴明 @ブログ
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映画「エレジウム(2013年)」は、
80年代以降の新自由主義革命が
「行き着く先」を描いています。

極少数の富裕層は、
空に浮かぶスペース・コロニー
「エレジウム(楽園)」で、
超絶的に豊かな生活を送っている。
自分たちの世話はロボットたちが
すべてやってくれる。
病気なったとしても、医療ポッドに入れば、
たちまち回復する。

もっとも、大多数の人類は
現在の新自由主義的荒廃を
極端に推し進めた
「荒廃した地球」に住んでいる。
もちろん、お世話ロボットはおらず
(自分たちを鎮圧する
警備ロボットはいますが)、
まともな医療も受けられない。

要するに、エレジウムは空に浮かんだ
ゲーティッド・コミュニティなのです。
地球上にゲーティッド・コミュニティがあると、
富裕層であっても大規模自然災害といった
災厄から逃れることはできない。
大震災は、お金持ちを避けてくれません。
しかも、大災害が起きた際に
「門の外の連中」に襲撃され、
略奪、下手をすると虐殺される。

というわけで、エレジウムは
ゲーティッド・コミュニティを
「門の外の連中」が
簡単に押し寄せてこない
宇宙に建設したわけですね。
エレジウムで暮らす
超絶的な金持ちたちですら、
地上にゲーティッド・コミュニティを
作る気にはなれなかったようです。
何しろ、自分たちの安全が
完全に確保されたとは言えない。

ましてや、非常事態が起きた際には、
何が起きるのか。
世界屈指の自然災害大国で暮らす三橋が、
なぜゲーティッド・コミュニティ的な
世界を否定するのか。
国民の連帯、
つまりはナショナリズムを重視するのか。
エレジウムはなぜ空にあるのか?を考えれば、
誰にでも理解できると思うのです。
 

 

映画の概要

2154年-

 人々は、貧困も、差別も、死の恐怖さえもなく生きていたー。

 そこは、永遠の命が手に入る人類の理想郷 スペース・コロニー:エリジウム。 

余命少ない青年が望んだ理想郷。美しい星ほど、残酷な物語がある。

 

 舞台は2154年。人類はスペース・コロニー"エリジウム"に住む富裕層と、荒廃した地球に住む貧困層とに二極分化されていた。

"エリジウム"は永遠の命が手に入る人類の理想郷。どんな不治の病でも一瞬で完治する特殊な再生装置が存在した。

 

地球に住む人々の頭上の空には"エリジウム"が幽かに浮かんでいる。手を伸ばせば届きそうなのに、決して到り着けない場所―。 

 (C) 2013 Sony Pictures Digital Productions Inc. All rights reserved 公式サイト: http://www.elysium-movie.jp/