野間神社に伝わるお祓具(はらえぐ)の中に十種神宝(とくさのかんだから)に関するものがあります。(下図)
これを、榊の小枝につけて祓うのですが、
この、祓具は、誰が、いつごろ始めたものでしょうか。
それを解く鍵は、「先代旧事本紀」という本に書いてあります。
すなわち、饒速日命が、天下る時に、持ち携えてきた宝物である、と。
この祝詞が、奈良県の石上神宮に伝わっております。(下)
つまりは、死にかけている人でも生き返る宝ものである、というのです。
当神社には、「ひふみ祝詞」の色紙も
見つかっております。
一体、どのような経緯で持ち込まれたのでしょうか。
それは、当時の大和朝廷の政策と関連しているように思われます。