こんにちは😃
 本日のレッスンより 復活したTOMOKOです。
 
 ギックリ腰と言うアクシデント…これまた 私にとっては 良い意味のデトックスとなりました。自宅で、絶対安静という事で色々な事に気づきがありました。自分とこうして向き合う時間はやはり大切だと言う事を 新年早々に思い知らされました。これは意味あっての事…大反省です。



 16日からは七十二候「雉始雊(きじはじめてなく)」。雉のオスがメスを求めて鳴き始める頃と言われます。
 そして 雉は日本の国鳥にもなっていると言う事を 皆さんはご存知でしたか?


 キジといえば、赤い顔と派手な出で立ちが特徴的ですが、それはオスのみ。繁殖期にはその自慢の美しさでメスに求愛するのです。

さらに、自分の縄張りからケーンケーンという甲高い声とバタバタという激しい羽ばたき(ほろうち)でもアピールします。

諸説あるのですが、このケーンという鳴き声とほろうちが由来となった言葉があります。それは人の頼みや相談事を無愛想に拒絶するという意味の「けんもほろろ」。

必死に求愛するオスに対し、メスはけんもほろろな態度を示すことも多いようです。


メスにつーんとされてしまうなど、ちょっと情けない部分もありますが、他のオスや天敵の前ではなかなか勇ましい姿になります。

例えば、蛇の中でも最大級の大きさを誇るアオダイショウにも臆することなく攻撃していきます。
さらに、自分の縄張りに他のオスが入ろうものなら、クチバシで相手の羽をむしったり、飛び蹴りを食らわすことも。

昔話では鬼退治に一役かったキジですが、まさに勇猛果敢な鳥と言えます。


ではキジのメスはどんな性格かというと、母性愛が強いことで有名です。

それを象徴するのが、「焼け野の雉夜の鶴」という言葉。
子を思う親の情が非常に深いことのたとえに使われます。

巣のある野を焼かれた際、わが身に変えて子を救おうとしたメスのキジの姿が由来となっているようです。


なぜ日本の国鳥はツルでもトキでもなくキジなのか?そこには、今回紹介したようなオスの勇猛果敢さ、メスの強い母性愛が背景にあったのでした。


 こんなにも深い意味があっただなんて…正直、誇らしく思いました。
国鳥に恥じぬ様に 我々人間も 大切な事をこうして考える良い機会なのかもしれないですね。


 TOMOKOお願い