子供にごまかしは通用しない
性教育について勉強していた時に思い出
したことがあります。
私が小学生だったとき「売春ってなあに？」
と母に聞いたことがありました。
その時母は「春を売ることよ。」と答え
ました。
その答えを聞いて意味は分からなかった
けれど何となくごまかされたなと感じま
した。
そしてこの質問はしてはいけないことだ
ったんだと思いました。
今思うと母は子供に「売春て何？」と聞か
れて焦ったのでしょう。
当時はまだ性教育についての重要性が
あまり認識されていなかった時代でした。
寝た子を起こすなと言う人もいる時代で
したから本当の意味を知ったら変な気を
起こしては困ると思ったのかもしれません。
母が「売春て何？」と聞かれてごまかし
てしまったのも仕方ありません。
でも子供の私はごまかされたことで傷つ
いていたのです。
ちゃんと「体を売ることだよ。」と本当
の事を教えて欲しかったです。
親にごまかされたことは一生忘れる
事はありませんからね。
その場しのぎでごまかしてもいずれ本当
の意味を知る日が来るんです。
だったら別の場所で知るよりも親から
教えてもらった方が信頼してもらえた
ような気がして嬉しいですよね。
だから子供に聞かれて困った時はごまか
さずに「今は上手く説明できないから調
べて後で話すね。」などと言って後から
きちんと説明してあげる事が大切です。
「赤ちゃんはどこから生まれるの？」など
説明が難しい時は絵本などを使ってお話し
するとやりやすいです。
私の質問をごまかした母は自分の気持ち
もごまかして生きていたように思います。
母は本当はもっと父に家事を手伝っても
らいたい思っていたに違いありません。
自分の本当の気持ちをごまかすことは
自分を傷つける事になってしまいます。
あなたは自分の気持ちをごまかして
いませんか？
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