“Be the change you want to see in the world”
--M.K. Gandhi
「もし、世界に変化を望むなら、あなた自身が変化そのものとなりなさい」
-- マハトマ・ガンジー
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なりたい像があるとき、まずは真似ることから私は始めます。
ジャズダンスも先生の形を真似るとこからですし、哲学も、ヨガのアーサナもです。
みなさんも好きな芸能人の髪型を真似たことがあるのではないでしょうか?
さて、今日は ヨガのポーズに対して、どこまで挑戦するか、ということについてです。
皆さんは、出来るようになりたいと思っている苦手なポーズがありますでしょうか。
私は腕の力が弱く、ハンドスタンド系が苦手です…。
なので、そのようなポーズをするときは、毎回挑戦なのです。
理想像へ向かって、自分に変化をもたらすべく、お手本を見ながら真似をします。
そもそも苦手なポーズなので、失敗の連続。
チャレンジ!チャレンジ!!チャレンジ!!!
チャレンジーーーー!!!!!
タダーーーーーーンッ‼‼‼‼‼‼‼‼
はい、失敗。
の繰り返しです。
それでも、身体に変化をもたらすためには変化を加えていく必要があります。
筋肉が弱い方は、筋トレが必要なのでだいぶ(ちょっぴり?)大変ですよね。
とはいえ、
ヨガでは「不貪/アパリグラハ」という規律があります。
「もっと気持ちよくなりたい」「もっと深く味わいたい」などの「もっともっと!」を禁じている戒めです。
はて。
ポーズに挑戦することは、「もっともっと!」の欲を伴いますので、ヨガの規律に反していること?そう悩んだ時期もありました。
みなさんもクラスの中で
“ポーズは無理しない範囲で” と意識しているにもかかわらず、私が「もっともっと!」とポーズを深めるような声掛けをしていることによって、「どっちじゃい!」と混乱していた人がいたかもしれませんね。
そのような方は、以下の文で少し解消できれば幸いです。
まず、「不貪/アパリグラハ」を解説したいと思います。
これは必ずしも “慎ましく生きろ” という規律ではありません。
この規律で禁じているのは、使う方向の定まらないエネルギーの放出です。
単なるストレス解消のために、人や物にあたったり というようなこと。
何かを傷つける行為です。
つまり、この規律で伝えていることは
溢れ出るエネルギーを有益な方向へシフトすることの重要性なのです。
アーサナの挑戦は、自分自身の向上のためという目的があります。
他者を傷つけることなく、自分を高める有益なエネルギー と私は思います。
ですので、大いにポーズを実践していきましょう。
気持ちがノった時は、どんどん挑戦してみましょう。
チャレンジするコト、「不貪/アパリグラハ」のコト
この2つは矛盾していない。
というのが表題の回答です。
一つ補足ですが…
私がクラス中に皆様に声掛けをしたり、身体を触ってサポートすることは
ポーズを深めるのが目的です。
「こっちのほうが呼吸の通りが良いよ~」という道をつくるサポートです。
ポーズの完成させることを求めているのではなく、完成への過程を通ってもらうことを求めています。
この2つの目的は、似ているようでまったく違うのです。
私のお声がけした通りに身体が動かなくとも、
意識が向いていれば、それでよいです。むしろその意識こそヨガのポーズに大切です。
見た目に現れなくても良いんです!
呼吸が止まらない程度に、意識してみることこそ大切です。(大事なので2回言っちゃう!)
その意識はまさに 「チャレンジ」「挑戦」ですね。
呼吸がとまらないほどほど加減と、自分の意思で選択する「チャレンジ」「挑戦」をヨガ中はお楽しみ下さいませ♡
なのです(^.^)