最近テレビでも注目を浴びている、
知的障がい者雇用率75%の企業(77人中57人が知的障がい者)、
日本理化学工業へ見学に行ってきました
ダストレスチョークなどを製造している企業です。
私の施設でこの見学の募集をしていたので、即希望を出し出席。
始めに、日本理化学工業 会長 大山泰弘 様より、
これまでの成り立ち、会社説明、製品説明があり見学へ。
大山さんはとてもゆったりとした口調で丁寧に話をされ、
穏やかな、そして芯をしっかり持った人だと感じました。
話の内容はテレビで放送した内容と一緒で、
知的障がい者を受け入れるにあたっての会長さんの心境、
施設での生活の方が幸せなのではないだろうか?
それに答えた住職さんが、
人間はどんな人でも幸せを求めています。その究極の幸せは4つです。
1・愛されること
2・ほめられること
3・人の役に立つこと
4・人に必要とされること
ほめられ、役に立った、必要な人だと声をかけられるのは、福祉施設ではなく企業なのです。福祉施設が人間を幸せにするのではなく、企業なのです。
この言葉を聞き雇用へと結びついたと話してくださいました。
この話を聞き
私は現在どうなのか?
周りの皆は?
施設利用者は?
考えさせられます。
この話は50年も前の話です。
現在も障がい者雇用は難しい世の中、この時代の苦労、批判はすごかった辛かったことが容易に分かります。
工場は決して大きいとはいえない規模。
見学では、ダストレスチョークの製造過程を拝見。
今までに工夫した作業道具、作業工程の説明を受けながら、
想像より作業スピード、技術力の高さを感じました。
企業の固定概念に無理やり押し付けるのではなく、柔軟にその1人1人に合った方法を探し実践する。
自信が付き喜びを、作業意欲へと前進していく。
すごく良い流れでこの企業は進んでいました。
そして空気感がとても良い。
この企業、この人々に実際会うことができ良い刺激になりました。
ありがとう
miu