半年ぶりの定期健診

 

  

臼蓋形成不全による股関節唇損傷のために受けた両股関節の関節鏡視下手術(両股関節唇縫合手術)から7年

 

いつも通りレントゲンを撮り 

横になって主治医が足をクルクルっと回す

「いいね」 と

 

調子が良くないと言うと嫌な顔をされる

いままでも

 

そして…

「調子のいいときが増えたけど、今日みたいに痛みの出る時もまだあって」と本当のことを話してみる

 

そして返ってきた言葉は

「筋力なさすぎだから痛くなるんだよ」

 

え?

 

実際にそうなのかもしれない

股関節の骨が足りない

その足りない骨の分まで筋肉でカバーして

体を支えなくちゃならない

だからがんばって

少しずつだけどやっとここまで来た

 

同じ手術を受けて痛みに耐えられず 

こんなはずじゃなかったと再手術になる人や

術後すぐに人工股関節になる人だって多い

 

ここまでってそんな簡単じゃなかった

 

実際のところ、いまはこの手術を受ける人は

減っていると聞いている

あまり意味がないのか、経過が悪いのか

私が受けた7年前は症例数がまだ少なくて何とも結果の分からないのが本当のところのよう

 

 

「なさすぎって…」

吐き出された言葉に

 

「そんな簡単じゃなかったんだよ。ここまで…」

 

 

半年に一度顔を合わせるだけで

私がどんなことをしてきた知る由もない

リハビリの先生にしかわからないことなんだと

 

 

悲しくて

悔しくて

心がざわついた

 

 

家に戻り娘に話す

「ママ 頑張ってるじゃん!こんなに元気になったんだよ!」

 

7年…

涙止まらなくて泣きました

 

 

その言葉を受け入れるまでに時間がかかって

 

そして

自分で出した答え

 

この悔しい思いを無駄にしない

 

私の体が結果だから

自分を信じる

 

最近調子いい時が多くて

筋トレさぼり気味な私の心を奮起させてくれた

 

前を向いて

考えても仕方ないことはもう考えない

 

骨が足りていないことはずっと同じ

普通の人と同じだけの努力じゃ足りないんだよんね

自分の足で歩き続けようと思ったらもっともっと

まだまだ筋力つけないと

 

きっと…

もっと強くなる

 

私のことも体のことも手術前から見守ってくれている人がいて

ずいぶん筋力もついたし、ずいぶん変わったと言ってくれる

応援してくれている

見守ってくれている

 

だから 頑張る

 

7年前のお正月はベットの上で動けなかった

そのまま歩けない日が続くとも思ってなかった

 

長くかかったけど

いま自分の足で歩けている

そしてこれからも

 

半年前と違うこと

今はリハビリに通っていない

一番自分のことを分かっていてくれたリハの先生に相談することもできない

落ち込むこともあるし

話を聞いてもらいたいと思うこともある

支えてもらってたんですよね…

けど甘えられないから

自分の体の声に耳を傾けて

自分で頑張らないと

 

 

師匠に教えていただいた

「良いイメージを持って!」

前に進むよ

 

術後7年の私はこんな感じ

 

ヨガに出会えたことに感謝

ひとりじゃここまで来れなかった

私をを支えてくれているたくさんの人に感謝

 

 

今の私なら安心して嫁いでいけるようです

娘にはいっぱい心配かけたから

いつも一緒にいてくれてありがとう

支えてくれてありがとう

たくさんたくさんありがとう