特殊な素材や物質を使うことを除けば、疲労回復をするには突き詰めると2つのパターンしかありません。
動くか
動かないか
です。
本来疲れを取るためには動かない(休息)が必要なわけですが、
現代では動くというのも疲労回復のための重要なプロセスになります。
理由は、疲労しているのが体ではなく、
心や頭である場合があるからです。
疲れを取るためには動かないということが必要と述べましたが、
つまりは心や頭が疲れている時はそれらの働きを止める必要があります。
そのためには、体を動かすということが大切なのです。
ある程度の心拍を上げたり、
少しチャレンジなポーズをしたり、
筋肉に少し負荷をかけることで、
心や頭の働きは強制的にストップをかけられます。
これが心や頭の休息にはつながるわけです。
逆に、体を動かさない時、
脳や心はせわしなく動き続ける
ので、疲れが蓄積する要因となります。
そして、動こうと動かなかろうと、最終的な目的は同じで「睡眠」です。
なぜなら、疲労物質を消去するには睡眠しか方法がないからです。

リラクゼーションは、
ストレスの緩和(緊張を緩める、副交感神経を優位にする、マインドレスな脳をマインドフルにする、など)には効果があっても、
疲労物質の消去というプロセスにはなりません。
質の良い睡眠を取るためには、バランスよく体と心と脳の働きを鎮めることが、とても大切。
マインドフルネス瞑想は、長期的な視点では心や頭の健康にとても大切ですが、
その難しさは身体を動かさないということ。
心や脳のしつけをしていない現代人には、じっとして観る(観察する)ことは結構難しい。
心をもって心を制す
のやり方なのでそれは王道ではあり根本的解決にはなりますが、

体をもって心を制す
の引き出しを持つことも今を生きる人たちのお守りになるのだと私は思います。



※写真は社員のクラス受講風景です。