アラ環ヨガ先生の秋本です。

 

普段はセラピストとして仕事をしていますが、

相模大野で50代からでも無理なく始められる小さなヨガ教室を開催しています。

 

日曜日11:20~12:30

 

・ゆっくりヨガを始めてみたい方

・姿勢が気になる方

・健康が気になる方

ただいま生徒募集中です。

 

ご予約フォームは最後にあります。

 

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呼吸法には腹式呼吸、胸式呼吸、肩式呼吸があります。3つすべてを使う呼吸が完全呼吸法と言われます。

 

腹式呼吸は、歌を歌う時にも使われる、お腹を使った呼吸ですね。寝ている赤ちゃんのお腹の動きをみるとよくわかります。

 

「お腹を膨らませるように呼吸を入れて」と誘導されたのですが、呼吸の仕組みを理解していないと良くわからなくて難しかったのを思い出します。

 

腹式呼吸はお腹を使った呼吸と言いますが、お腹に空気を入れることではありません。空気は肺に入ります。

 

呼吸は息を吸う時に、肋骨が広がり肺が膨らみます。

吐くときに、肺がしぼみ肋骨が狭まるのです。

呼吸の仕組みには横隔膜の動きが使われています。

 

横隔膜は胸腔と腹腔を隔てるドーム状の筋肉の幕のようなものです。

他の筋肉と同じように、使わないと硬くなってしまいます。

 

横隔膜が下に下がることで胸腔が広がり肺に呼吸が入ります。

この時、横隔膜の動きによって、腹腔が狭くなり内臓が押し出されます。

そして、お腹が膨らむイメージです。

 

呼吸を吐くときは、横隔膜が上がって胸腔が狭められ、肺から呼吸が出ていきます。

この時に内臓は元の位置に押し上げられ、お腹が薄くなるイメージです。。

 

腹式呼吸のお腹の動きは、内臓の動きとも言えそうです。

 

お腹は肋骨や骨盤のよう頑丈な骨格で守られてはいません。

内臓が腹筋や背筋と言った筋肉で覆われているのです。

 

腹式呼吸で深い呼吸をするには、息を吐ききることです。

吐ききるとは、内臓を覆っているお腹周りの筋肉を使って、ビーチボールの空気を抜く時のように、じっくりと押し出していくイメージです。

 

無意識にしている呼吸を意識すると、少しぎこちなくなりますが、吐ききることで自然と吸うことができるのです。

意識するのは、吐く呼吸だけでいいのです。

 

腹式呼吸は、副交感神経を優位にしてリラックス効果を高めたり、横隔膜や腹筋などの筋肉を使うことで筋トレ効果や代謝アップが期待できます。

 

しかし「深い呼吸をしなくては」と難しく考える必要はありません。

呼吸の仕組みを知って、気持ちよく呼吸をするだけでも、リラックスはできます。

頭で考えるのではなく、自然に任せて気持ち良い呼吸ができるようにしていきましょう。