タイトル:ゴブリンスレイヤー
開始:2018
話数:12
ジャンル:ファンタジー
評価:星3/5
--物語--

この物語は、最下級モンスターとされるゴブリンのみを狩る冒険者・ゴブリンスレイヤーの活躍を描く作品である。この作品に登場するゴブリンは、一般的なファンタジー作品に登場するものとほぼ同じであるが、世界観に立脚してリアルに描かれる。

ゴブリン1〜2匹であれば力自慢の村人でも倒せるほど弱いが、群れをなして残忍狡猾なやり口で人間の集落や冒険者たちを陥れる存在であり、油断すれば村を滅ぼすことすらある脅威となる。知恵や統率力に秀でたゴブリンロードや、英雄級の戦闘力をもつゴブリンチャンピオンといった強力なリーダー格が統率する群れは、大きな街にとっても脅威になりうる。

特に、ゴブリンは群れの数の多さから冒険者ギルドへの依頼が多いことに反して、依頼者の多くは「貧しい村」であることから報酬は少なく、一般に弱いと認識されるゴブリンを殲滅しても名声は得られない。そのため、熟練の冒険者は依頼を受けず、代わりに新米の冒険者が依頼を受けることが多い…という社会問題がある。

しかし、熟練の冒険者でも場合によっては死に至る可能性がある危険な依頼にも関わらず、新米の冒険者は知識不足・経験不足から舐めてかかることが多く、結果としてゴブリンたちの餌食となってしまう事例も多い。その際、男性は虐殺され、女性は拉致監禁されて陵辱され、ゴブリンたちの繁殖のための苗床にされてしまう。

そのような社会において、決して油断せず、様々な技巧や知識を駆使し、ただ淡々とゴブリンのみを狩る存在として、ゴブリンスレイヤーが描かれる。

--感想--
ファンタジーなのに冒険しない
職人物語

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