今回はジュリア・ロバーツ主演の「食べて、祈って、恋をして」(2010年)。
※画像は映画.comよりお借りしました。
夫との別離、新しい年下の恋人との出会いと別れ、その彼に紹介されたヨガのグル(指導者)への傾倒、異国での恋…。美しいジュリアのプロモーションビデオのような映画です。原作と映画は、別物と思って楽しまれるとよいと思います。
イタリアではローカルから人生を楽しむことを学び、インドのアシュラムで瞑想して恩人と出会い、バリのウブドで新しい恋に出会い。
イタリアでは、「何もしない、よろこび」を楽しむ。アメリカ人は考えすぎなんだよ、もっと自分を喜ばせる時間を作って人生楽しまなきゃ!という友達たちに促され、だんだん人間らしさを取り戻していく。ヨガマットを広げてみたけど、なんかヨガって気分じゃんないのよねーというシーンがあり、印象的でした。確かに、人生を謳歌しているイタリアの人々には、ヨガはそれほど必要でないのかもしれませんね。ちなみにヨガマットの広げ方が、ヨガに慣れている人風なのです。足で丸まっているマットを広げるところ、ご注目くださいませ。そして、借りているアパートメントで、シャルキュトリー、オリーブ、フォッカッチャ、ゆで卵、アスパラガスにさらっとオリーブオイルをかけて1つのお皿に盛り付け、床に座って味わうシーン、とても素敵。一度真似っこして作ってみましたが、手軽でおいしかったですよワインにぴったり!
インドのアシュラム(ヨガをメインとした宿泊施設。長期滞在をしながらヨガを行います。)では、なかなか瞑想に集中できないシーンがあったり。気にかけてケアしてくれる同郷の男性に会えたり、周りのサポートも借りながら、過去の弱い自分と決別して前向きに。ジュリア、その調子!と声を掛けたくなります(笑)
バリのウブドでは素敵なヴィラを借りて瞑想して(鳥がさえずる濃い緑の中の瞑想、うらやましい!)、占い師たちなどローカルとの交流で生気を取り戻し、新しい大人の恋に飛び込んだり…。
ちょっと良い気分になりたいときにご覧になるといいかも
原作はより細やかにヨガや瞑想についても説明されているので、おすすめです。翻訳本は出版社が変更になったようでなかなか手に入りにくいのが残念!ペーパーバックは大きな書店には置いてあるのですが、英語上級者向きです。
私も原作をまた読み直したくなっちゃった