オーストラリアでヨガ講師をしているはるかです。
以前、エシカルなヨガウェアについて少し記事にしました。
今日はその続き。
”アヒムサ=非暴力”
というのは、
今やヨガをやる人なら誰でも知っている単語で、
それを表面的な部分でプラクティスするのは、
結構意識できているかもしれない。
私もそうです。
実際にアヒムサを遂行できているか、と問われたら、
それは別問題なのだけど、
アヒムサを実行できるようコレとコレは気をつけなきゃ!みたいな意識は、
大体が物事の表面的な部分。
さらに、
物事の裏で起きている ”ヒムサ” を
なるべく減らそうというプラクティスは、
もっともっと難しいです。。。
自分の五感が届く範囲の外側に、
大きくビジョンを広げて
物事を捉えたとき、
ヒムサ=暴力って、
実はたくさん起きているんだと思うなー。
だから常に、
大きなビジョンを持つ練習をしていたい。
例えば、
キャンプに行って、(The ダーウィンの例ですけど笑)
野生動物同士の争いが起きて、
1匹(1頭)が大量出血して倒れていたとき、
アニマルレスキューを呼ぶのが正解だとは私は思わない。
私はその場を立ち去ります。
そこで苦しんでいる命を見捨てることは、
ヒムサ(暴力)だろうか。
でも一歩下がって大きなビジョンで見ると、
彼らは自然の摂理に倣って生きているし、
ケガした1匹の真上で、
大空をトンビやタカが、
今か今かと待ち構えて大きく旋回しているのを見ると、
自然界での死は新たな循環のスタート地点であり、
人間のエゴで
そのサイクルの邪魔をしてはいけないのだと思わされます。
ああ生きるということのサイクルは美しいなあって。
そこにエゴで人間の手を加えてしまうことこそ、
ヒムサ(暴力)なのではないか、なんて思ったり。
答えは分からないけど。。。
そんな感じで、
自分の五感が届く目の前のことだけを切り取って、
アヒムサ、ヒムサを判断してはいけないなと思うんだよね。
今や巷には、
可愛いオシャレなヨガウェアが溢れているけれど、
大好きな友人に誕生日ギフトでウェアをプレゼント!
友達は喜んでくれたけど、
そのウェアの製造過程でものすごく多くのものが犠牲になっている、
なんて可能性もある訳で。
無知がゆえのヒムサ。
こういうの、
私はプラクティスしていこうって最近思った。
私も年々、考えや、気づくところが変化しているので、
昔のブログはまた違うことを書いている部分もあるけれど、
それも自分のJourneyであることは間違いないので、
消したり書き直したりすることもないと思う。
私の今後の、ヨガウェア選びのモットー。
石油製品ではなく自然のマテリアルを選ぶ。
竹とか、オーガニックコットンとか、麻とか。
ほとんどのヨガウェアには、ポリエステル(石油系)が入っています。
地球がものすごくものすごーく長い間、
地中に閉じ込めていた石油を、
掘り起こして、
一瞬の利用のためにプラスチック製品を作っています。
どれだけの負担なのか、
私はまだまだ想像できるほど環境問題のことを分かってはいないけれど、
なんとなく、
ヤバイ!!!ってのは分かる。
これは昔にも書いたことがあるかもしれんけど、
The true cost
というドキュメンタリー、
何度も何度も見返しました。
Netflixにもあると思う。
信じられないようなことが、
ファストファッション業界の裏で起きていることを伝えてくれます。
環境も、動物も、
そして発展途上国の人間も、
たくさんのものが犠牲になって、
成り立つ業界。
H&MやGUばかり買っていた昔の私だけれど、
今後は、環境にも他人にも動物にも、
そして自分の体にも優しいチョイスをしていくぞ。
まずは、買わないこと。
買うならば、環境や他の人間、動物に配慮したものにすること。
要らないものは誰かに譲ること。
心がけていきます。
実は、
オーストラリアのブランドの、