プラーナ(気、呼吸)アヤーマ(コントロール)
呼吸法について。
ヨガでは、プラーナーヤーマを用いて、心と身体をコントロール出来ると考えます。
ヨガでは、一生の長さは呼吸の回数で決まると考えます。
プラーナーヤーマで呼吸を長く深くすれば、長寿につながる・・・かどうかはわかりませんが、
自律神経を整え、健康的に過ごすためのひとつの方法として、有効だと思います。
プラーナーヤーマには、季節、時間、場所、タイミングや姿勢、手のかたち、などなど、
いろんな細々とした決まり事とやり方があるのですが、
その方に合う方法で行っていただくのが一番だと思います。
チャクラとか、ナーディとか、
お気になさらなくて大丈夫だと私は思います。
たくさんある呼吸法の中で、
簡単でいつでもどこでも実践していただけるものをひとつご紹介します。
片鼻呼吸法です。
ネーザルサイクル=鼻周期についてご存知ですか?
鼻の穴は、自律神経の働きにより、
どちらか一方が狭くなり、反対側が広くなることを、2〜3時間毎に繰り返しています。
左右の鼻の穴が交互に優位に働き、呼吸をしています。
鼻が交互に詰まるのは、正常に自律神経が働いているということなのだそうです。
右の鼻の穴が開いている
↓
右半身は左脳に制御されていると考えられるため、左脳により交感神経の活動が微増
左の鼻の穴が開いている
↓
左半身は右脳に制御されていると考えられるため、右脳により副交感神経の活動が微増
と考えられます。
これを利用して、
呼吸する鼻の穴をコントロールすることで、自律神経に働きかけるという、とても理にかなった呼吸法です。
と、前置きが長くなりました。
なんだか元気が出ないとき、集中したいときには、左の鼻の穴を押さえて、右の鼻の穴から呼吸します。
イライラしているとき、リラックスしたいときには、右の鼻の穴を押さえて、左の鼻の穴から呼吸します。
簡単ですよね!
呼吸を変えると、心も変わります。
今日は、心乱れることがあった私です。
左の鼻の穴から呼吸します。