最近意識をぐぐっと持ってかれているスパイシーカレー。

試作祭りを繰り替えす毎日です。

先日受講したスパイス伝道師渡辺玲先生のレシピを中心にスパイスカレー関連のレシピ本たちを熟読しながら試作を重ねています。

 


渡辺玲先生のお料理教室を受講した時の様子はこちら!

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ブログ👉『沢山のご縁と、学びの時間。』

 

 

味わいを妄想し

 

あーでもない

こーでもない

 

手にしたレシピを参考に

 

 

重ねる試作祭り。

 

 

親戚中が集まるこのお正月には、試作を繰り返した『カライ・チキン』という北インドカレーを仕込んだところ、大好評でした♡

(煮込み前のカライ・チキン)



味の勉強のためには

口にするのが一番!

『これは!!!』と思ったお店へは通っています。

 

でもなかなか、、、、

美味しいカレーのお店があるとは思うのですが、

 

地元静岡では、『私』が『こんなカレーが食べたい!!!』と思うお店が無く・・・あちらこちらへと出向いて学ぶことが多い。経験させてもらうことが多い。

 

ああ、もっとスパイス料理を学びたいなーーーと常に思っています。

 

そんな中で、貴重なお店のひとつ、『Spicy Curry WANYA』さん。

HP👉『Spicy Curry WANYA』@静岡

 

去年10月にオープンした、静岡では珍しい南インドカレーを提供してくれるお店。



地元紙にも紹介され始め、嬉しくて自分のことのようにニヤけてしまう♡




オーナーさんも見かけはマッチョながらとても繊細かつダイナミックな方で、

 

お忙しい時間帯でなければ、質問にはなんでも答えてくれる!


ので、時間がある時には平日の開店前を狙ってお店に出向き、いろいろとお話を伺い学ばせてもらっています。

 

そこに今日は、

スパイスカレーにかなり抵抗を持っている母を連れて行きました。

 

絶対に彼女には好きになってもらいたい。

 

 

一昨日前。

 

あまりにも私が大好きでのめり込んでいるスパイス料理に理解を示して欲しくて

 

でもほとんど(ある意味まったく)興味を示さず

 

試作料理を作っても、家族は全く手をつけてくれない、

もしくは『こういうスパイスを使った料理はいいかな〜』

という、さりげない拒否感を感じる、先入観からくるお言葉。

 

その言葉を受け

泣きながら彼女に訴えました。笑

 

『お父さんとお母さんにとっては

スパイスやハーブを使った料理は苦手かもしれない。

 

でも

七味唐辛子だってワサビだって、スパイスでハーブだよ。

そんなに無下に嫌がらずにさ、ちょっと試してみようくらいに思ってくれてもいいんじゃない??

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だって私は、

このお料理を美味しいと思って

食べて欲しいと思って作ってるんだもん。

 

先入観をなくして食べてみようよ』

 

自分が美味しいと思ったものを否定される悲しさ。

 

味覚は、個人それぞれの思考とはいえ、

 

自分が大好きだと思っているものを

全身全霊で打ち込んでいるものを

 

否定される、

もしくは

受け入れられないのは

 

心の底から悲しいものです。

 

それを少しでも払拭して欲しいと、策を練りました。

 

実は。

 

少し前、

とある高級総菜店のサラダを買ってきて家族に出したら『美味しい〜!』と。

でもそれは、いつも私がスパイスを使って作っているサラダと同じ配合だったのです。

 

ので

 

同じような味わいで私がサラダを作り、

『これは、あの高級総菜店のサラダだよ』とテーブルに出したら、、、

 

 

『美味しいね〜、さすがだね!』

 

とのお言葉。笑

人の味覚ってそんなものだと思います。


 

さまざまな経験から生まれる『思い込み』や『先入観』。

 

『いつも変わったことを始める自分の娘が作っている、魔女のようなスパイス配合の訳のわからん料理』という思い込みを

 

『実は奥深いスパイスの香りの重なり合いによる深みのある味わい料理』

 

へと変換させたい!!!

 

そんな思いから、大好きな母を連れて

大好きなお店へ。

 

今日、WANYAさんにサーブして頂いたのは、いつもながらのがっつりスパイシーなチキンカレーに、ココナッツミルクを効かせた海老のカレー。

オプションで大好きなスパイシー茹で卵♡

母も美味しい美味しいと食べて完食です。



なんだ、食べられるじゃないか!!!

 

 

いつも思うのですが、

 

 

味覚って、不安定なもので

その時の体調や気分、状況によって

微妙に変化します。

 

 

だから

今日美味しいと思ったものが、明日美味しいとは限らないし、

今日美味しくないと思ったものが、明日美味しくないとは限らない。

 

 

だからこそ。

 

そんな訳のわからない先入観にとらわれがちな味覚をぶっ飛ばすような美味しいものを作っていきたいと思うし、その根底にあるのは愛だと思っています。

 

食材に対する愛と

それを食べてくれる方たちに対する愛。

 

思わず頭の先から花火が打ち上げられるような

 

刺激的、というのではなく

 

五感の花火が打ち上げられるような

そんな楽しさを提案出来たらな、と思っています!

 

そんなお料理はスパイスだけではなく、地元料理のとろろにも。

 

 

とろろの翌日は自分カスタマイズのサラダとろろ。

とろろはご飯にかけるだけの食べ物ではありません。

山盛りの野菜と合わせたらドレッシングに。

こういうの、楽しいですよね!

 

高野豆腐の唐揚げを活かしたヴィーガンのスープも最近のお気に入り♡

レシピはこちらから!

レシピ👉『干しシイタケと揚げ高野豆腐のレッドカレー・スープ』

 

 

でも実は。

『スパイシーな料理は、

昭和な味覚を持っている両親には受け入れられない』

 

という私の思い込みルーティンこそが一番のネックだったのかな??と思っています。とほほ・・・

 

相手に対する、自分の勝手な思い込み。

いやーーー怖い怖い、気をつけよう!

 

 

そんな気持ちをベースに、

それぞれの素材の味わいを堪能して頂きつつ

その常識をぐぐっと打ち破るような味わいを作り出していきたいと思います。

 

基本はシンプルに。

ほんのりちょっぴりスパイスやハーブでテコ入れしながら。

 

そんなお料理たちをみなさんに楽しんで頂くべく、ワクワクで取り組んでいきます。

 

今宵のごはんは

年末年始に仕込んだおもてなしお料理たちのリメイク。

お煮しめの煮返しにガーリックトースト、

いただいた色々青菜たちのガーリック炒め、

おせち料理のお残りもろもろ。

 

ありがたい、お正月明けのワンプレート料理。

 

そして、クリスマスの日に漬け込んだままぬか床に忘れ置いてしてしまった大根菜ちゃんを救出し、塩抜きしておろし生姜と和えてみた♡

父に大好評でした!嬉しいなぁ〜!

 


味覚は経験の積み重ねからくるもの。

 

今の若者の中にはおせち料理を美味しいと感じない割合が多いとも聞きます。おせち料理そのものをそもそも経験したことがないし、その意味すらも解する機会がないのだと思います。

 

経験したことがないものは不安だし

つい否定意識を持ってしまうかもしれない。

 

誰かから刷り込まれた過去の記録にこだわってしまうかもしれない。

 

それは当たり前のこと。

 

でも

そんな刷り込みや思い込みから脱したら

 

もっともっと楽しい毎日が待っているはず。

だって。

自分で感じないと、感じ得ないことだから。

 

 

自分で感じてダメなら

それでいいんじゃない?

 

 

『これってこんな風みたい』な思い込みから抜け出してみませんか?

 

 

『思い込み』は経験から創られるもの。

自分自身が生きてきた経験から培われた素晴らしいものだけれども、

 

時に

大きく

大きく大きく

 

足かせになる。

 

自分にとって当たり前のこと。

自分にとって常識なこと。

自分にとって繰り返すと心地よいこと。

 

もちろん大切ですが

そんなルーティンにちょっとテコ入れしたら

面白い世界が見えるかも。

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Bon appétit:)