寂しさ、怒り、嫉妬、傲慢、不安などなど、負の感情だと思いますか？
これらの感情・考えは持っていたら苦しくなると思いますか？
もしこれらの感情・考えを持っていることをネガティブに捉えているとするならばそれはとても苦しい生き方です。
これらの感情や考えは必要があって与えられているものです。
必要なのはバランスと客観性です。
陰と陽のバランスが大事で、陰と陽のどちらも大事と捉えられる客観性が大切です。
ポジティブにこだわり過ぎていたり、ポジティブな自分ばかり表現しようとしていたら、ネガティブな自分を受け入れられづらくなり、楽しいことばかりにこだわり過ぎていたり、楽しんでいる自分を見て欲しい！いいねをして欲しい！となってしまっていたら根底にある不安な自分を受け入れられなくなってしまうかもしれません。
楽しいこと、喜びは人生において最重要項目です！毎日楽しいこと、喜びを味わうために生きています。
しかし、楽しいことがあれば苦しいこともあり、ポジティブがあればネガティブもあり、安心があれば不安になることもあり、両極を受け入れられている生き方が「中庸」で快適に生きるコツだと思います。
不安・心配にならず、苦しくならず、ネガティブにならず真ん中にいることが中庸ではありません。不安・心配も客観的に観察できる自分でいることが中庸です。
先日、ロサンゼルスの本間先生によるオンラインゼミを開催しました。このゼミの中で先生は「寂しさ、怒り、嫉妬、傲慢、不安」は人間の初期設定(デフォルト)だよ」と話してくれました。何らかに「反応」してこれらの感情・考えが出てきますが初期設定で人間誰もが持っているわけです。 私が正しいという思い込みも、他人の目を気にすることも、悩むことも、認められたい欲求も初期設定なのです。
この一瞬の反応に気づくことができるのが人間脳を使えている人です。この人間脳を使うにはヨーガや瞑想などがとても有効です。反応だけで生きていたら動物的な生き方になってしまいますし、初期設定を受け入れられなければ中庸でいることは難しいでしょう。
さらに本間先生は、不安をテーマにお話してくれたときは「不安はVitamin Fだよ」と伝えてくれました。不安は生きていく上で必要な成分です。有効活用すればビタミンになり、有効活用できなければ有害になるのです。これは不安だけでなく怒り・嫉妬・寂しさなども同じです。有効活用してビタミンとして取り入れましょう。
反応で生きるだけでなく、欲求のままで生きるのではなく、初期設定を受け入れ、安心も不安も、調子がいいときも悪いときも、思い通りにいっているときもいかないときも全てを味わい尽くしましょう。今目の前に与えられている事柄は全てが自然からのプレゼントです。一瞬
瞬を楽しみましょう。
道は登りだけではありません。平坦もあれば、登りもあり、下りもあるように、考えも同じです。下りがあることだって正常なのです。
世界が不安なわけではありません
不安と思ってしまうあなたの考えが不安なのです
世界は美しいです
美しいと思えるあなたの考えが美しいのです
世界は苦しみに満ちています
苦しい面しかみれないあなたの考えが苦しみに満ちているのです
世界は戦いに溢れています
あなたの考えが戦いに満ちているのです
世界には平和がありません
あなたの考えに平和がないのです
世界は愛に満ち溢れています
あなたの考えが愛に満ちているのです
※写真はいつかのインドのお寺です。写真を見てどう思いましたか？
お寺かな？猫可愛い♡、そんなところに猫がいて危ない！、なんで誰も猫に気づかないの！、ソーシャルディスタンス！、裸足なんて汚い！、インドの神事かな？などなど。
考えが世界を映し出します。