絶対に!怪我をしない練習方法 | Yato Yoga Blog

 

今日はなんだか風が強い。そして寒い。そして暗くなるのが早い。

 

先日までのインドの暖かさが懐かしい。

 

暖かさを味わいたくて久々にスタジオの近所の温泉に行きました。以前は週4回は通っていて気がついたら4ヶ月程行っていなかった。

この日は貸し切り。

やはり温泉最高!!冬になりまた温泉生活シーズンインです。

 

 

今回は「絶対に怪我をしない練習」について。

 

ヨーガの実践者の中で、怪我をしたというのは珍しい話ではありません。

 

結論から言うと絶対に怪我をしない練習はありません!

 

ケン先生も以前、正しいヨガの練習方法についてというクラスで、「正しいヨガの練習方法はありません。」と開始早々で結論を言い、質疑応答から理由を説いていったそうです。僕も正しい練習方法はないと思います。正しい正しくないを判断する人の基準でも全く異なってきます。

 

ヨガをしているから怪我をしたといっても原因はヨガなのかはわからない部分です。

 

体の構造的な問題、生活姿勢、食べ物、考え方、精神ストレス、環境ストレス、ホルモンバランス、中枢神経系、経絡など可能性がある原因は数多くあります。

 

もしかしたら洗濯物を干す体勢が悪く、首を痛めているかもしれません。仕事で腰や肩、更には精神的ストレスが掛かっている原因というのも考えられます。決めつけ・思い込みが強くイライラが激しいようであれば食べ物のチョイス、内臓への負担、ホルモンバランス、経絡の乱れなどの要因が考えられます。

 

僕ら講師も日常生活全てを見ていないので100%ヨガの練習方法が悪いかどうかの判断はできません。

 

オリンピックを目指して戦っているアスリートも100%怪我をしない方法があったら間違いなく教えて欲しいと思います。笑

 

アスリートと違うのは、彼らは本番の為に練習をしています。ヨガは何が目的でしょうか?そこがあやふやになってしまうと練習の軸も大きくぶれます。ヨガは瞬間瞬間が本番です。

 

怪我をしない練習を意識しているときは意識が「怪我」に向いています。怪我を念頭に置いての実践はリラックスしての実践になるでしょうか?起きていない怪我に不安を持って練習をしていたら思考は起こっていない未来に旅立っています。

いつもお母さんに怒られるんじゃないかなと子供が考えていたら常に怯えながら緊張してお母さんの為の人生になってしまいます。

怪我があるという想定で実践していたらいつも緊張し、逆に一瞬の気の緩みで怪我のしやすい状態になってしまいます。

 

怪我をしない練習があるとしたら、練習中の一瞬一瞬の思考や体に集中し、観察しながら行うことが大事なのではないでしょうか。起こるかもしれない怪我よりも今に意識を向けること。

 

普段の練習が、無意識的な反復練習になると関節は摩耗し痛みが起こります。

なので普段と違うヨガやトレーニングを行うと意識の向け方、筋肉の使い方が変わってくるので痛みが楽になったり、調子がよく感じることが多いと思います。

そうすると新しい実践法に惹かれます。

 

しかし、その実践法も慣れてきて無意識的に動けるようになってしまうと、また負担が蓄積し痛みを引き起こすことに繋がりかねません。

 

今の生活週間や練習中の意識の向け方など、日常の中に気づくヒントは沢山あります。

 

「外に求めるヨガ」から「内にくつろぐヨガ」です。

 

そして視野を広く考える。視野の広がりは可能性の広がり。