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先日のアナトミック骨盤ヨガ®︎クラステーマ「内転筋にも頑張らせて」でした。


説明がなかったら何を言っているのか意味不明なテーマ。

 

アナ骨ではローランジのアライメントに時間をかけることがしばしば。(ローランジだけじゃないけどね)

 

私自身もアナ骨レッスンを受けているときに感じていたことですが、ローランジのアライメントを整えている時間が長いと次のポーズに行くまでに体力の限界になってしまう…アライメントをしっかり整えたり、アイソメトリック収縮を強くかければ尚更です。

 

ランジポジションを整えるのに片足3分かけると心拍数も150くらいまで上がるのが「効かせるヨガ」=アナトミック骨盤ヨガ®︎。一歩も動かずにこの運動強度は素晴らしいと私は思います。

 

さて、話を戻しまして。

アナ骨の王道ルートとして、ローランジポジションから上半身一直線・両手アップの「一直線の美学」があります。

本当はハイランジに向かいたいところですが、私のクラスではこの一直線がピークになることがほとんどです。

 



一直線に上半身を上げるときに、前足の太もも(大腿四頭筋)が猛烈にキツくなる!

股関節を曲げて前足に体重が乗るからです。(これを股関節屈曲と言います)

 

股関節屈曲のポジションでは大腿四頭筋が収縮してそのポジションを作るので自重がかかればさらにキツくなるのは当然なのです。

 

もう一つ大切なことはローランジのポジションでは膝が内側に入りやすくなるのでこれは膝にリスクのあるポジションなので全員共通で直さなければなりません。それが「股関節の外旋」という動きで、専門用語ではない言葉で表現すると、太ももを外まわしにすると膝が内側から外側に逃れます。

 

つまり、ローランジの前足は股関節の屈曲だけではなく、外旋という動きも入っているのです。

 

股関節屈曲+外旋で使わせるのが内腿の筋肉(内転筋群)です。

 

ですから積極的に外旋のコントロールをして大腿四頭筋だけではなく、内転筋にも頑張ってもらうことで同じローランジのポジションでも持久力がアップするのです。

 

 



 

「頑張る」ことは大切なことだけど、その頑張りは時に頑固な塊となって何かを傷つけてしまう可能性もあるのです。

 

私自身が抱えている腰痛も全くそれです。

股関節屈曲のポジションをキープする時に使うべき筋肉を使わずにそのポジションを取ることは違う場所(腰)に頑張らせてしまっているのです。だから一見、同じポーズでも使われている筋肉が違えば、それはその頑張りの代償として腰痛となって現れてしまうのですね。

 

ヨガも仕事も何でも意固地に頑張ることはいつの間にか度を超えてしまい自分を傷つけたり誰かを傷つけたりしてしまうので注意です!

 

 

だからこそ、スタジオでヨガをする時にはインストラクターは観る力を発揮しないと適切なアドバイスもできなくなってしまいます。

 

 

 

どれがベストなダウンドッグか見分けられますか?

 

 

 


 

 

左上は手と足の距離が短いです。手と足の距離が短いと腰と背中が丸まってしまいます。


左下は腰も背中も伸びていません。


右上は肩関節が柔らかい方に起こるミスアライメント。膝も過伸展です。柔軟性に任せては危険です。


この中では右下がベスト。背中の理想的なポジションを優先すれば膝を曲げたり、踵が浮くことは良しとしましょう。

 

見た目の出来栄えではなく、ポーズの目的を明確にしてそのための正しい体の使い方をすること。

 

アナトミック骨盤ヨガではダウンドッグに限らず、どのポジションになっても背骨の生理的湾曲をキープすること=怪我をしない・させないヨガになるのです。

 

 


頑張り方を間違えないようにしましょうね!




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