ヨガ × 瞑想 × コーチング
それぞれの持ち味を最大限に活用して
身口意(しんくい)を揃える
※やること(身)言うこと(口)思うこと(意)
『行動と言葉と思考を揃えて主体的に生きる』
ためのプロセスをご提案。
ブログへのご訪問をありがとうございます♡
前回までの流れはコチラ
乗り継ぎ地のドバイ空港では
スムーズに行えていた
母とのやり取りが
ピタリと止まったまま
スペインはバルセロナ空港の到着口で
母の姿を探す私。
母の乗った飛行機の到着から
2時間経っても一向にLINEは既読が付かず
到着口からも現れない。
私の周りは花束を持って
愛する家族や恋人の到着を待ち侘びる
スペインの人たちでごった返していました。
私のすぐ隣に陣取っていた一家は、
赤ちゃんを抱っこした女性が
到着口に姿を見せたその瞬間、
家族総出で歓迎のジェスチャーとともに
タンバリンや笛を打ち鳴らし
赤ちゃんの父親らしき男性が
花束を持って女性に走り寄り、
家族全員で大歓迎の様子。
スペインはヨーロッパの中でも
家族との繋がりを特に大切にする国民性だそう。
そんな仲睦まじい家族の姿を見ていると
ますます早く母に会いたくなる。
母に何かアクシデントが起きた事ばかりを
考えてしまう自分の心をグッと立て直し、
更に待つこと30分。
母から着信が来ました！
開口いちばん
『お母さん、無事に着いてるの？いまどこ！？』
どうやら到着口からはすでに出て来ていて、
インフォメーション近くにいる様子。
周りに何が見えるか？母に聞いて
インフォメーションを探しながらダッシュする私。
母がいました！
大きなスーツケースを小さな体で運びながら
懸命に手を振る母の姿が見えた瞬間に
私の中にずっとあった緊張が
解けて行くのを感じました。
母との距離が近づくにつれ
顔がハッキリと見えてきて
泣きそうだった表情が
だんだんと笑顔に変わっていくのが分かります。
リュックは母にとっていちばん安心なバッグだそう
なんでも、
ドバイ空港ではワンタッチで繋がったWi-Fiが
バルセロナ空港ではメールアドレスの入力や
何かの受け入れ等（たぶんCookieのこと）
繋がるまでにいろいろと入力しなければ
いけなかったらしく、
訳が分からなくなったそう。
到着口まで行けば私がいると思いきや、
自動ドアを通った途端、
タンバリンや笛で熱烈な歓迎が起きている
異国ならではのエネルギー量に圧倒され、
方々の体でインフォメーションを探し辿り着き
身振り手振りでWi-Fiを繋ぎたい意思をアピール。
（母娘揃って英語は話せず）
窓口の方が操作してくれてWi-Fiに繋がり
私にLINE電話をかけることができたようです。
笑顔になった後、今度は無事に会えた安心感で涙が溢れそうに
そもそもお誘いしたのは私なのですが、
改めて母に対して
『よく一人でここまだ来たよね』
『すごいね、お母さんの勇気と行動力
ホントにすごいね』
『準備から出発、そしてこの到着まで長い間
本当にお疲れ様でした』
その挑戦する勇気と行動力に
いつも以上に母への大きな尊敬の気持ちを
抱くとともに、
丸一日近くずーっとドキドキしながら
移動し続けた母への労いの言葉が
次から次へと出ていました。
この日の出来事はお互い一生忘れないね
不安だらけで怖かっただろうに、
時にはもうやめたい…と思っただろうに、
よく頑張ったね。
本当にすごいよ、お母さん。
こんな遠くまで来てくれてありがとう。
一人でも来る決断をしてくれてありがとう。
自然と母を抱きしめていました
私のお母さんでいてくれてありがとう。
こんなすごい勇気と行動力を持つお母さんは
私の誇りだよ。
年齢を理由に諦めたりせず
できない言い訳を探すことなく
果敢に挑戦しやり遂げた母の姿は
いつもより大きく見えて、
私が今の母の年齢になった時
同じように勇気ある私でいたい、
そのためには常に挑戦し動き続けること、
年齢を言い訳にせず、
不安があるなら解消するための行動を
コツコツと続けること、
幾つになっても行動することで道が開けること、
年齢なんて本当に関係ないことを
背中で教えてくれました。
本人は『ただただ必死に取り組んだだけ』と
言っていてそんなつもりは無いのでしょうが、
母の勇気と行動力は、私や私の周りの人たちにも
良い影響を及ぼしエネルギーとなったようで
改めて母の偉大さを感じています。
8月には77歳、喜寿を迎える母と
48歳、4回目の年女の娘の
スペインと地中海の旅の始まりです。
おまけの話
母が到着口から出てきた時に、
タンバリンと笛が打ち鳴らされ
赤ちゃん連れの女性を大歓迎している家族が
見えたそう。
そうなんです、
私の隣にいたスペイン人一家が
家族総出で大歓迎している
赤ちゃんを抱いた女性の斜め後ろに
母はいたそうです。
母も私もお互いに賑やかな音がする
その家族の方に意識が向いて
お互いにお互いを見落としてしまってたよう。
なんたる凡ミス
どの点に注目するか、
どこに意識を向けるかで、
見えるものも見えなくなるということを
身を持って体験する出来事でした。
この後、またさらに
どこに意識を向けるか？が試されるような
出来事が起こるのですが、
それはまた別の記事で。
