こんにちは!

 

ヨガのミニ講座で再びアヒムサ(非暴力)に触れました。

そのくらいアヒムサはとても大切なことです。

 

私がまだ何も世に与えるものがないと思っていた時代、

健康からほど遠かった時代、

人種差別を目の当たりにしたアメリカ生活で、

なぜ平和に仲良くなれないのかと思った時代、

差し出すものもない、良くなることもできない

目の前の現状を変えることができないなら、

せめて害することをしないことだけは

実践しようとしたものでした。

 

自分ひとりの力で、自分や他人を守れないし

知らず知らずのうちに自分にはできると

信じるのは危険なことです。

やりたい自分、やってあげたい自分を認めて、

それでも変わらない現実も受け止めて、

自分の中にいる、どんな自分も否定をしない。

 

私たちは頭の中で、他人には言わないようなことを

自分に言っていることがあります。

どんな自分の声も、深く聞く。

判断も解決もしようとせずに深く聞く。

『そうよね~』『それで本当はどう思っているの?』

もう一人の自分とコミュニケーションをとってみる。

否定も肯定もしないでいるとき

心がホッとするのではないでしょうか。

 

怒りには2つの種類がある。

それは心を堕落させる怒りと、精神的成長へと繋がる怒りとである。

前者の怒りの原因となるのは、自己が軽視されたときに腹を立てる、

うぬぼれの心である。この心では、

物事を正しく見通すことはできなくなり、判断を誤る。

 

一方ヨギは、自己の心が堕落したとき、

あるいは自己が堕落したとき、

あるいは自己の経験と知識が愚行を犯すのを

止められなかったときに、自分自身に対して怒るのである。

 

自己自身の過ちに対しては厳しいが、

他人の過ちには寛大である。

心の優しいことがヨギの特質のひとつであり、

ヨギの心は苦しいときにやわらぐのである。

ヨギの心には、自己への厳しさと他人への優しさが

同時に存在しているので、ヨギのいるところでは

全ての敵意が消滅してしまう。

 

『ハタヨガの神髄~B.K.Sアイアンガー~』から抜粋

 

自分の幸福より他人の幸福を考えるような喜びに満ち溢れた

やさしい方々がたくさんいるクラス。

(優しさオーラに包まれてるからシャバアーサナでよく休めるのかな!?)

 

また気持ちよく身体を動かしにいらしてくださいね!