こんにちは。
スイミングインストラクターのKazuyaです。
春がやってきましたね!!
ランドセルや桜、薄手淡い色のコートを見ると、
ワクワクした気持ちになりますね。
1年と言う区切りはあれど、
4月は所属しているコミュニティのスタートとなることが多く、
気持ちも新たになりますね。
さて、スイミングスクールでも、
春のキャンペーンで沢山新しいお友達が増えています。
新しいことを始める時は、少し腰が引けるもの。
今まで経験したことのない世界へ飛び込むのは、
少し勇気がいるものです。
大人でも、子供でも。
大人になった今でも、
あの時は嫌々だったけど、
今になって思うとやっていてよかったな
ということはありませんか?
自分で選べなかったり、半ば強制的に始めたことも、
今に生きる糧になっているということは多いと思います。
何が何でも、スイミングをすれば良いことばかり!
とは、全く思いません。
ただ、縁あってスイミングを選んでくれたお友達に、
伝えていきたいこと、学んでほしいことが沢山あります。
僕が大切にしていることは、
①「ジブンでやろう!」とする芽を伸ばすこと
②人それぞれ個性があるということを理解してもらうこと
挙げれば限りがないですが、
今日は、この2つ。
子供にとって、今日の気分は様々。
大人でさえ、アゲサゲがある心。
子供は余計に、デコボコボコボコです。
やりたくない
面白くない
人数が多いからいやだ
コーチが怖い
あまり寝ていない
練習する場所が違う
いつもとコーチが違う
少しお休みがあった
家で嫌なことがあった
環境に変化があった
などなど。
いつもと同じようで、全く違う今日のワタクシなのです。
当たり前っちゃー、当たり前ですよね。
僕は、「今日できることは何かな?」と探ります。
いつもと同じではない。けれど、いつもと違うこともできるかもしれない。
今日の可能性を、細かく拾います。
「今日はビート板使ってみる?」
「今日はラッコさんやりたくないの?じゃあ、ロケットがんばろっか」
「今日はコーチ違うねぇ。Kazuyaコーチもねー、幼稚園の頃水泳やってたよ。」
「今日はお母さんと一緒がいいんだねー。じゃあ、今日は入らないでおこうか。
プールサイドに座ってるだけでいいよ。みんなが何してるか見ててね。」
今日できることを探します。
ビート板が使いたいなら、それでキックしなくても、持って歩くだけでいい。
ビート板に顔を付ける、頭にのせて隠れる、太鼓にして叩いて音を出す、
三角にしてスカイツリーを作る、などなど。
ラッコさんみたいに上を向くことは、子供にとってはものすごく怖いことみたい。
大人が何10m上から飛び降りるくらいの怖さらしいです。
だから、無理な時は、出来ること、得意なことを頑張る。
ラッコさんを楽しんでやる子供を褒めてハイタッチなどをしていると、
「ちょっとやってみようかな?」となる子供もいます。
違うコーチだから、ちょっと警戒心。
だから、自己紹介をします。
いつも来てる子供と話をしながら、
どんな人か、伝えてあげます。
大抵は子供に質問をすると思うのですが、
心を開いていないコーチには、何も答えてくれません。
自己紹介、大事です。
家で何かあった、眠たい、お母さんが恋しい、
ということはよくあります。
一緒にいたいなら、一緒にいればいい。
でも、プール楽しいよ?
ほら、〇〇ちゃん、すごいね!潜れるようになったねぇ!
なんて言ってキャッキャ明るい雰囲気をしておくと、
「なんだか、楽しそうだな?」と思って、
プールサイドに座っていたのに、いつの間にか
こっそりお尻からプールに入ってきたりしますから。
そこをそーっと見て置いて、
特に何も言わず、他の子供と一緒の扱いで
普通に指導をしてあげたらいいと思います。
子供は元来、好奇心旺盛なもの。
でも、色んな原因があって、
今日のこのスイミングの時間にタイミングよく
機嫌がいいとは、限らないのです。
今日は今日の、ペースで。
今日は今日の、できることを。
精一杯。
②の個性に関しては、次回に。
それでは、よい春をお迎えください。