こんにちは。

スイミングインストラクターのkazuyaです。


皆さんは、どんな仕事をしていますか?


どんなきっかけでその仕事を知りましたか?


やってみようと思った一番の決め手は何ですか?


天職だと思いますか?


他に良い職種があると思っていますか?


それとも、何か他の仕事へ向かって頑張っていますか?




私は普通高校を卒業後、

「仕事を選ぶ際に幅が広がる」という安易な理由から

経済系の大学へ進学しました。


高校時代は特にやりたいこともなく、

仕事にしたいと思う職業もなかったからです。


専門学校や看護系の大学へ進む友達を見て、

「今から進路狭めてどうすんの?」と正直思っていました。




しかし、社会人となってからは、

その思いは一変しました。


高校の頃から自分のやりたいことを見つけて

早い段階からその道の勉強をすることは、

すごいことだと思います。

夢を実現する、ひとつの近道かなと思います。




大学を卒業後、就職したのは、スポーツ用品量販店でした。

経済系の勉強をして、接客業につくのは

よくある流れだと思います。


そのスポーツ用品量販店に3年半務めた後、

地元へ戻り、田舎の小さなジムでアルバイトを始めました。



しかし、この時はジムスタッフ、ストレッチや筋トレのレッスン担当スタッフ

として働いていただけで、

スイミングの道に進むのは1年半後のことです。





私は正直、水泳は苦手でした。

幼稚園のプールでは顔に水がかかるだけで

大泣きしていました。


記憶にはありませんが、

水を飲んだ、鼻がツーンとした、溺れかけた、怖い思いをした、

などの原因があったのでしょう。

プールの時間は死ぬほど嫌だったのを覚えています。




アルバイトから社員になり、

水泳指導をすることになったのですが、


スイミングインストラクターは

水泳経験者、競泳選手がなるものだと

思い込んでいたので、

自分にできるのだろうかと非常に不安でした。





水泳指導を始めてから

8年経った今、思うことは



水泳経験がないからこそ、メリットが沢山ある



ということです。




例えば、



・先入観なく学ぶことが出来るので知識の吸収が速い

・水が怖い子どもの気持ちが分かる

・感覚を言葉にして伝えやすい


などです。





私は陸上競技を長い間やってきたのですが、


スポーツ用品量販店で販売員をしている時に、

ランニングシューズを販売する難しさを知りました。


あんなに毎日履いていて、知識もあったはずの

ランニングシューズなのに、

いざ売るとなると、どのような機能があるのか、

どのような人にどのシューズが適しているのか

さっぱり分かりませんでした。


経験していることと、それを売ることが出来る能力は

別物なんだな、と思いました。



水泳に関しても、同じことが言えます。



技術はもちろん必要ですが、

陸上と同じく、ある程度は練習の量が必要なので、

根性練習や反復回数が重要となり、

感覚に頼ることが多くなります。



自然に泳げるようになっていたり、

失敗をしたこと、悩んだことがなかったりと、


泳げて当たり前


な感覚が残っているんです。




だから、どんなに泳げても、

その泳ぎの中身やどうすれば泳ぐことができるのかを

きちんと理論立てて理解していないと

人に伝えることが出来ないのです。




だから私も、

水泳指導に関しては

先入観なく、

そういうものなんだ、とすんなり

受け入れることが出来ました。



そして、あの水嫌いだった記憶が

鮮明に残っているので、


水が怖い、プールに入りたくない、という

子どもの気持ちが良く分かります。


なので、

私は無理にプールに入れません。

自ら入りたいな、ちょっとやってみようかな、

という気持ちになるまで、我慢します。




そして、水泳指導にはもうひとつ、

必要な能力があります。



それは、



子どもを惹きつける力



です。




どんなに良い指導方法、指導理論を持っていても、

子どもが振り向いてくれなければ

子どもは水泳が上手くなりません。



保育園の先生のような能力も必要なのです。




逆に言えば、


子どもを惹きつける力があれば、

水泳経験がある人よりも早く

水が苦手な子どもに

顔つけをさせることができるかもしれません。


いや、きっとできることでしょう。






誰でも水泳指導者になれる、というわけではありません。

けれども、水泳に関して全くの素人でも


子どもの気持ちを分かろうとする姿勢があれば


大人になってからでも自分で泳ぐ練習をすれば


子どもを惹きつける為の工夫を勉強すれば



スイミングインストラクターになれるのです。






子供を惹きつける力、方法については

少しずつ、このブログでお伝えしていきます。





今はまだ、分からないけれど

もしかしたら何年後かに、

今ものすごく苦手なことを仕事にしているかも知れない。

昔嫌いだったことを天職だと思うかも知れない。



私もまさか、苦手だった水泳を

子ども達に、大人に教えるとは26歳の時まで

思ってもいませんでした。



どんなことがきっかけで、

人生どう転ぶか分からない。




心からそう思います。





そう思うと、

この先の未来、ちょっとワクワクしてきませんか?