カッコ良いと思う基準。


それは人によって様々で、

福士蒼汰が最高

という人もいれば、

Char渋くて最高・・・

という人もいたりで十人十色だと思います。


内面的なところでいうと、

今はどうかわかりませんが

山崎まさよしは携帯電話を持っていないといった話を聞くと、

僕には出来ないけど、

そういう所が僕にとっては縛られてなくてカッコ良いと思うのですが、

人にとよってはただの時代錯誤じゃないかと感じたり。


そういう色々な面において、

人によって各々カッコ良さの基準がある。


そう強く感じたのは、

僕が小学生の頃。


当時バンドのリンドバーグが人気がありました。


『今すぐKiss Me』



『Believe In Love』

などのヒットをかっとばし、

クラスメイトのYくんと仲良くなった時、

『会いたくて』

という曲がリリースされていました。


小学生の僕は音楽に全く興味がなかったのですが、

テレビで頻繁に耳にしていたため、

さすがの僕でも

『会いたくーてー 会いたくーてー』

と、

サビくらいは若干口ずさめるようになっていました。

もちろん歌詞はうろ覚えですけどね。


そしてある日。


学校でYくんと遊んでいた時、

何気なく僕は口ずさみました。


『会いたくーてー 会いたくーてー みんなにー』


これを聞いた瞬間、

Yくんは即座に僕に言いました。



「歌詞違うよ!
  みんなに、じゃなくて、あなたに、だから!」



僕は子どもながら、

なぜこんな事にYくんはちょっとキレ気味なのだろうと思いましたが、

その後にYくんの口から出た言葉は,

当時の僕にとって、なんだか衝撃的なものでした。



「まあでも・・・
  みんなに、の方がカッコ良いけどね・・」





なに、それ。


少年時代は

『あなたに』

よりも

『みんなに』

の方がカッコ良く思えるものなのでしょうか。


僕は当時でも、

完全にこれには同意しかねましたが。


ただ、当時も今も、

僕がこの出来事を振り返って思うのは



このくだり、めっちゃダセえ



という事だけです。