先日、野球をした日の事。


野球仲間の永岡佑くんは家が近所という事もあり、

バイクで送迎してもらったのですが、

11月のバイクなのでなかなかに冷え込んでいました。


なので帰り道、

温かい物を食べようという事になりました。


となるとラーメンとかかなと話をしていると、

佑くんの知り合いがうどんを打ってる店があるから、

そこに行かないかと提案があり、その案にのる事にしました。


そこは美味しいのか?

と聞くと佑くんも行った事がないらしい。


そしてどうやら場所も大体あの辺りにあるはずという曖昧なものでした。


そこで僕は嫌な予感がしたので、

佑くんに言いました。


「僕、先に心の準備してるよ。感じるんだ。

 きっとこの寒い中、曖昧な場所を探し回って、

 ようやく発見した、そのうどん屋に今日友達はきっと働いてない」



これを聞いて佑くんは言いました。


「いや、大丈夫だって。そいつ毎日いるって言ってたから」


僕は


「その一言がきっと、後の悲しさを倍増させるよ」


と言い、

とりあえず向かう事にしました。



そして大体この近辺なはずだというポイントをうろついたところ、

多分あれだという店を発見しました。


思っていたよりもスムーズに見つかりました。


流れは悪くない感じです。


が、しかし、

バイクを止める場所がない。


店を探すよりもバイクを止める場所に労力を使い、

発見してから10分以上して、

なんとかそのうどん屋にたどり着きました。


店頭のガラス越しに力強くうどんを打っている男性がいます。



そして店のドアを開け佑くんは言いました。


「今日、○○くんっていますか?」


すると店員さんは言いました。


「あ、○○なら今日はお休みです」



くっ・・・

僕は「ほら」という表情を佑くんに向けました。


しかしここまで来たし、

そのうどん屋さんがすごく美味しそうだったので、

せっかくだから食べて行こうという事になりました。


そして入店しようとした際、

その店員さんは言いました。


「すいません。あと1時間後に開店になります」


くっ・・・

越えてきました。



『ようやく見つけたうどん屋に友達は働いてない』

という心の準備をしていったのに

『友達も働いてないし、店も開いてない』




越えてきた。

まさかのK点越えでした。



その後、ラーメンを食べました。

めちゃ美味しかった。