ケータイを卒業し

遂にスマホに入学した

しかもよりによって

iPhone

しかし最新ではなく

iPhone4S



そんな訳で現在

記念すべきiPhone1発目のブログを

入学したて感満載の

学生服に着せられてる感満載で

かっ飛ばしているんだが

スマホ慣れしてないボキにとって

これがなかなか厄介なのであって

『打ち間違いによる誤字脱字に注意するあまり、神経がゴリゴリにすり減る』

なんて事を筆頭に

ありとあらゆるタイミングで

厄介がコニャニャチワしてくるため

時間がかかってしょうがない

そして

そんな厄介に出くわしては

「この厄介さたるや、昔ゲームボーイでやってた『風来のシレン』の後半のダンジョンばり」

だとか独りでポツリと嘆き

そうゆう事をしてるから

また時間がかかる訳で

こうして

便利!の境地に辿り着く超手前で

勝手に1人でつまずいてるボキなのだ



そんな

ボキが勝手につまずくものの中に

地味ながらソツなく仕事をこなす

まるで全盛期のヤクルト土橋選手のようなやつがいる



『iPhoneからの投稿』



それがこいつだ

メールを送る際

本文の最後にもれなく

ピタリとくっ付いてくるのだ



『iPhoneからの投稿』



ケータイ時代に

初めてiPhoneの人から

この一文を添えられた時

ボキは強く思ったのだった



「し、知らねーよ」



何だいきなり

藪から棒に何アピールだ

高校の時に

「ま、おれ、生まれは東京なんだけどね」と

聞いてもないのに何かと都会っこアピールを繰り出してきた

2組のオサダくんの感じに似てる

そうボキは強く思ったのだった



『iPhoneからの投稿』



そして最終的に

それまで同じ釜のシーメーを食っていた友人(普通のケータイ持ちだった友人)から

この一文が添えられたメールが来て

ああお前もあっちに行ったのか…という焦燥と

スマホじゃねえボキへの当て付けかね?という被害妄想が

混ざり合ってボガーン!

と大爆発を起こし

スマホノイローゼ発症

長方形で薄いもの全てに恐怖を感じ

蒲焼きさん太郎にすら怯え

焼肉さん太郎をも寄せ付けない

そんな末期症状を経て

奇跡的な回復を見せ



駄菓子な蛇足をぶっ込んだおかげで

本題を見失いつつあるが

とにかく

巡り巡って何の因果か

今度は自分が添える側に立つ事になり

そんな訳でボキは決意したのだ



『iPhoneからの投稿』をいちいち消す



メールのアイコンをボガーンして

新規メール作成をボガーンすると

すでにそこには自動的に

『iPhoneからの投稿』

が添えられてあるので

メール書くより先に

まずそれを消す

という

一連の動作込みで

(操作すらままならなかった最初の2件を除いて)

メールを送信する事になっているのだ



何故だ

目の前の事に一生懸命対応してきたつもりなのに何故

iPhoneという最先端のマシーンを使っているにも関わらず何故

こんなバカみたいな事になってしまってるんだ



『iPhoneからの投稿』



これをいちいちスコスコと消さなくなった時

ボキは天国のスティーブジョブス先生から

「iPhone持ッテイイヨ」

と本当の意味での持つ資格を与えられるんだと思う



何この終わり方

おしまい



iPhoneからの投稿