『Harmonia』イメージアクセサリー制作記録 | 夢色宝箱

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好きなことを好きな時に好きな程度に散らかす一人遊び部屋です。楽曲の感想や考察、イラストやハンドメイド、それらを用いた楽曲ファンアートなどをマイペースに楽しんでいます。

此方ではだいぶお久しぶりでございます。そして新年、明けましておめでとうございました!皆様、良き年末年始を過ごされましたでしょうか?
今年もこの『夢色宝箱』、のんべんだらりと動いていきますので何卒よろしくお願い申し上げます!のんべんだらり過ぎてお話になっていない気もしますが…(?)


さて、去る1月7日は志方あきこさんのお誕生日でございました。

ゲームソフト『刀剣乱舞無双』のOP&EDを担当されることが発表されたり、志方さんの新しいお写真がお披露目されたり、“志方さん”や“志方あきこさん”といったワードがTwitterのトレンド入りを果たしたり…。何ともお祭り騒ぎな、非常に嬉しい楽しい一日でしたね!私も一人、Twitterで悲鳴をあげておりました。いやぁ・・・楽しかった。それ以上に、突然の供給過多で心臓も痛かった。もうバックバクです。

そしてそんなお祭り騒ぎに乗じて、以前にも投稿した『Harmonia』イメージアクセサリー、今回はそちらをネックレスに仕立て直した物の、ご紹介記事になります。

 

 

 

 

 

アルバム『Harmonia』について

アルバム『Harmonia』は、エイベックスからリリースされた志方さんの3rdメジャーアルバムです。風・水・炎・地の四大元素(四大エレメント)とその調和(Harmonia)をモチーフに様々な楽曲が収録されています。四つのエレメントを描写する扉のような短い楽曲を境に、テーマが切り替わり進んでいく等、工夫が凝らされていて何度でも楽しめるアルバムになっています。

 

元々私が四大元素というモチーフが大好きだったというのもあって、このアルバムは志方さんの作品の中でも特に好きなアルバムベスト3に入ります。それに、私が初めて「志方あきこ」という名前を知るきっかけになった出会いの楽曲「歌う丘~Salavec rhaplanca.~」が収録されていたのもこのアルバムです。ジャケットの、白いドレスを身に纏った志方さんもとってもお綺麗で、隅から隅まで“好き”に溢れています。

 

▼アルバム『Harmonia』収録曲は、YouTube上のクロスフェード動画から試聴可能です。

 

 

 イメージアクセサリー 
 “調和の女神の首飾り” 

制作した当初はブレスレットに仕立てたのですが、後々自分のパーツコレクションを眺めながら

「これ、ブレスレットじゃなくてネックレスの方が良くない?」と思い至り、急遽仕立て直しをすることになりました。とはいえ、ネックレスに仕立て直しても、変更部分と言えば全体の長さとパールビーズがちょこちょこと追加されたくらいのものなので、見た感じはほとんど変わりません。ただ実際に付けてみた時に、私としてはネックレスである方が何かとしっくりくるような感じはしたので、このリメイクには大変満足でした。そうして完成したのが、下の作品です。

 

 

。四つの御力を湛える“調和の鍵”と、その中心となり総てを七色の輝きとして放つ“調和の紋章”。この首飾りを頂く女神は、紋章の輝きをも凌ぐ極彩色の歌声で世界を謳い、彩り、讃えたと云う―

 

…っていうキャプションというか、妄想(真顔)。

あらためて自分の文才の無さに思い至って、乾いた笑いが出ました。ナンジャコレ。

一応、写真下のキャプションもどきはアルバム『Harmonia』についてと、ギリシャ神話の女神ハルモニアーについてを何となく掛け合わせた上で、さらに都合の良い上澄みだけをシャッッッと掬い上げたような何かで出来ています。本当に都合の良いところだけです。
そんなもんでちょっと脱線して、ここでギリシャ神話における女神ハルモニアーについてのお話など…。

 

ハルモニアー(日本語では長母音を略してハルモニアとも呼びます)は戦の神アレースと美の神アプロディーテーの娘で調和の女神様。テバイという都の創設者であり初代王であったカドモスという男と結婚し、その際にお祝いの品として、ハルモニアーにはペプロス(長衣)と首飾りが贈られました。これらが誰からどのようにして贈られたのかは諸説あるようなのですが、身に着ける者には美しさや気品を与えたと言われています。(参考文献:『アポロドーロス ギリシア神話』 訳:高津春繁 岩波文庫 等々)

このお話はネックレスに仕立て直した後に知ったので単なる偶然の一致ですが、私的にかなりウキウキしてしまいました。こういうのことがあるから楽しいのよ…。知らんけど(便利な言葉!)
志方さんのアルバムにおける“Harmonia”は恐らくこの調和の女神ハルモニアーの事ではなく、単にギリシャ語の表現としての“Harmonia=調和”を指しているとは思うのですが、辞書で引いてみたり軽くネットで検索してみたり、そうした時に周辺にくっついてくる他の情報なんかもつまみ食いすると、こういう楽しい出会いが待っていたりしなくもないわけです。

さてここからは話を戻しまして、ネックレスに連ねた「鍵型のチャーム」についてちょっとご紹介させていただくとしましょう。何故「鍵型のチャーム」を選んだのかというと、アルバムを見れば分かる通りです。タイトル部分に「鍵」が描かれているから、ですね。
この四つの鍵型チャームとその中央のパーツにはそれぞれスワロフスキーを使用しています。それぞれの色に、収録曲のイメージや歌詞を意識しながら選んだ意味を込めてあったりなかったりするわけです。その上でアルバム収録順に左から、中央のパーツを挟みつつ、風→炎→調和→水→地の並びでチャームが連ねられています。このそれぞれを「調和の鍵」と称し、アルバム内でいう各エレメントの「調和」と結びつけています。
 

まずはこの調和の鍵、風の鍵である風来の調べから。
こちらに使用しているスワロフスキーは「クリスタルルミナスグリーン」というカラーになります。ストーン自体は淡いライムグリーンで、光の加減により表面がシャボン玉のような七色に輝きます。その輝きがまるで淡いベールのようで、妖精のような雰囲気を纏っています。

風のエレメントから「軌跡」の歌詞より虹の裾を曳き 色を変えながら 天の高殿 風は渡りゆく”のイメージです。

 

お次は炎の鍵である焔の共鳴
こちらに使用しているスワロフスキーは「クリスタルヴォルケーノ」というカラーです。ベースは濃い紫色なのですが、角度を変えると紫→赤→オレンジ→淡黄→淡青と色が変わって見える特殊なストーンです。ベースカラーの紫も、このカラーシフトのおかげか時によって青い光や赤い光をギラリと放ちます。

炎のエレメントから「調和~焔の共鳴」より“奪い与え燃えゆく 赤き青き炎”のイメージです。
 

 

こちらは水の鍵である泡沫の子守唄
使用しているスワロフスキーは「クリスタルバーガンディディライト」というカラーです。底面のバーガンディ色と水中のような青い光を放つストーンにより、光の加減や見る角度で様々な“青”を見ることができます。水底の深い青や、水中に煌めく水色、神秘的で柔らかな紫がかった色など…。

水のエレメントから「アオイロ缶詰」より、“光さす海の青 水底の群青 はじけゆく泡の切ない水色”のイメージです。

 

最後は地の鍵である大地の讃歌

使用しているスワロフスキーは「クリスタルメタリックサンシャイン」というカラーです。ベースは温かみを感じるオレンジカラーですが、表面にメタリックな加工がされており、光が当たると鮮烈なゴールドやオレンジ、グリーンなどの煌めきを放ちます。名前の通り、太陽のように眩しく輝くストーンです。

地のエレメントから「調和~大地の讃歌~」より、“豊穣の息吹受け 幾億の命煌めく”のイメージです。

 

調和の鍵の上にそれぞれ添えられているパーツには「クリスタルヴィトレイルミディアム」というカラーのスワロフスキーです。ベースカラーが分からなくなる程のカラーシフトを持ち、七色に目まぐるしく変化します。こちらも各エレメントとのグラデーションを成す“調和”の象徴であり、“祈りの欠片”となります。
そうして各エレメントの御力が込められた四つの鍵と、その間を取り持つそれぞれの“調和”を成す“祈りの欠片”、それらの中央に座して“総ての調和”を謳うのが、一番大きなスワロフスキーを抱くパーツ。このスワロフスキーはクリスタルカラーなので、所謂無色透明のストーンです。世界に満ちる総ての輝きを湛え、眩しい七色の煌めきに変えて放ち続ける、森羅万象の“調和”を齎す象徴として、中央に君臨しています。全17曲の最後を彩る至高の二対、「調和~Harmonia~」「Harmonia~見果てぬ地へ~」というわけです。

 

もしかしたらお気づきになった方もいらっしゃるかもしれませんが、鍵と中央のパーツに使用したスワロフスキーの色は、実は『Harmonia』ブックレット内に登場する栞と共通するようにデザインしてあります。だから、中央のパーツに使用しているスワロフスキーを無色透明のクリスタルカラーになったのでした。

 

ちなみに、実際に着けてみると長さや大きさなどはこんな感じです。

 

全体的に結構小ぶりなので、そこまでのジャラジャラ感はありません。主張し過ぎず、それとなく特別感を演出して首元を華やかに飾ってくれます。着用モデルは私です。

 

ちなみに、組み立て自体は難しいことなど何一つなくこのネックレスは作られています。イメージに合うパーツを組み合わせて、スワロフスキーを乗せているだけ。とても簡単です。

しかし問題はその、イメージに合うパーツを探すという工程だったのですよ…。スワロフスキーの色味探しにパーツ探しに、実生活の片手間と言えど、冗談抜きで軽く1年弱くらいかかったと思います。中央のパーツと鍵の形にはこだわりを持って探していたので、物凄く時間がかかりました。どうにか、脳内に描いていた理想にだいぶ近づけることができてよかったです。

 

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皆様、『Harmonia』イメージアクセサリーはいかがでしたか?

最後に、今回の『Harmonia』イメージアクセサリーですが、写真だけでは伝えきれない点が多くあるので、Twitterに投稿した動画のリンクを貼っておこうと思います。ご興味がございましたらぜひこちらもご覧いただけると嬉しいです!

 

あくまでファンアートの域を出ませんが、今回の記事を通して志方さんを知る方、志方さんを好きになる方、志方さんをもっと好きになる方がさらに多くなってくれたら嬉しいです。

 

ここまでお読みくださり、ありがとうございました!

 

志方あきこさんの公式HP