こんにちは
スタッフの原田です
少し前のことですが、
新海誠監督の『すずめの戸締り』が
4/5(金)の金曜ロードショーで地上波初放送されましたね!
私と私の子どもたちは、新海誠監督の作品の大ファンなので、
映画館上映中の時にも観に行きましたが、
金曜ロードショーも心を踊らせながら視聴しました
個人的に、
新海監督の作品は
2度3度と繰り返し見返すことで新たな発見があり、
何度観ても感動してしまいます
物語の中でとても重要な存在なのが、
1枚目の画像のパンフレットの中にも写っている
脚が1本無くなってしまっている子供用の椅子です
この椅子は、主人公の鈴芽(すずめ)が
幼い頃にお母さんから作ってもらったもので、
震災時に津波で流され、脚が1本欠けてしまったそうです
この欠けてしまった1本の脚が象徴しているのは、
震災の傷であり、
震災時にお母さんを亡くしてしまったという鈴芽の心の傷
物語の中で鈴芽は
脚が1本欠けた椅子をずっと抱えて日本の様々な場所へ旅をしていくのですが、
脚が1本欠けていたとしても、
椅子は立つこともできるし、その上に座ることもできる
主人公の鈴芽自身もそうですが、
”欠けたままの心であっても生きていけるんだ”
というメッセージがこの映画には込められているのだそうです
(参考:すずめの戸締り 新海誠本2 より)
”欠けたままの心であっても生きていける”
というのは、とても勇気づけられる言葉だなと
私は心から思いました
震災で受けた大きな傷まではいかなくても、
人間誰しもが、心に何らかの傷を抱えながらも
一生懸命に毎日を生きておられると思います
心のどこかに傷があったり欠けていたり、
それを自分の欠点としてとらえるのではなく、
そんな部分も認めてあげながら、
毎日を前向きに生きていけると良いですよね
そんな風に私は強く感じました
心に傷を抱えながらも、
イキイキと前向きに毎日を送れるように回復された方々の物語が
当センターにもたくさんあります!
カウンセラーと共に頑張ってくださった親御さんの後日談なども
少しづつ更新していきますので、
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