先日終了した那須川天心挑戦者決定トーナメントで勝利した子にカシアス内藤さんがボクシングテクニックを伝授してました。
内藤さんをノンフィクション小説の「一瞬の夏」でご存知の方もいらっしゃると思います。小説の現役時代から40年以上たって初めて実際の映像で見ましたがイメージどうりの優しい方でした。
そして挑戦者の子に目から鱗のテクニックを伝授してました。それはパンチを打つ時に体のどこを回すと速く打てたり戻せたりできるか?といったことでした。
それはどこかというと・・・
かかとでした。
一般的に腰を回せとはよく聞きますがかかとを回すというのは自分も初めて聞きました。ですが実際やってみるとほんとに速く打てるし速く戻せます。
何故なのかを内藤さんは反射神経という言葉を使って説明してました。意識して打って戻していたら遅いということでした。パンチを打つ時に打ってから戻そうと考えていたら意識したことが動きになるまでに時間がかかってしまう。そこで打つ戻すということを意識しないでかかとを動かすというより単純でシンプルな思考や動きにすることで体を反射的に動かすという感じでした。
そして何故かかとなのかを自分なりに分析すると、テコの原理のようなものが使われているように感じます。より小さな動きで大きな力を出すことができる感じです。体を一本の棒だと考えると棒の手前のかかとを少し動かすことで先端の拳がその何倍もの距離を移動するような感じです。そしてかかとは浮いているため動かしやすいといえます。かかとを回す動きは初心者でも簡単に出来ちゃいます。
カシアス内藤さん目から鱗のテクニックありがとうございました。
まだまだテクニックには終わりがないのを改めて感じます。
日々勉強でガンバ!