この小説は再投稿になります。
読んだことある方もいると思いますが、もう一度読んでくださると嬉しいです!2年前に出せていなかった続きも出します!よろしくお願いします🕊







りさぽん🎸🦔


リアパロです
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理佐side


夏「好きになればなるほど2人の関係は脆くなって壊れやすいんですよ。」


夏鈴ちゃんの言う通りだなって思った。


夏「理佐さんの愛は伝わってたと思います。」


伝わってたのかな?あんな愛し方で…


理「わたしはどこで愛し方を間違えたのかな、」


夏「愛し方に正解とかないと思います。」


重すぎた?縛りすぎた?
自分は好き勝手してたのに。。


夏「理佐さん、自分が悪いとか考えてるんですか?」


理「なんで…」


夏「理佐さんは小林さんを不安にさせないようにしてた。でも理佐さん、人気だから。自然と人が寄ってくる。それは小林さんもわかってた。理佐さんから行ってないってわかってても不安になって限界が来ちゃったんだと思います。」


理「わたしがグダグダしてたから、」


もっと早く由依の気持ちに、自分の行動に気づいていたら…こんなことにはならなかったのかな?


夏「小林さん、少し前に言ってました。"好き"ってなんだろうって。」


わたしもさっき言われたな。わたしのせい、わたしがわからなくさせた。自分で好きな人を突き放した…


夏「小林さんのこと、諦めるんですか?」


このまま好きでいても、また好きになってくれるの?
なってくれるわけないじゃん。。わたし、知ってるよ、由依がひかるちゃんに気があること。


理「でも由依、ひかるちゃんに気があるし…


夏「そんなこと誰が言ってたんですか?」


誰が言ってた、、誰も言ってない、


夏「小林さんの口からちゃんと聞いたんですか?」


理「聞いてない、」


夏「はぁ…勝手に決めつけるの良くないですよ。わたしからみたら小林さんはまだ理佐さんのこと好きだと思いますよ。」


そんなの、、そんなわけない。


理「このまま好きでいても、もう由依は好きになってくれない。少しずつ諦める、」


夏「ほんとに言ってますか?ほんとに諦めるんですか?そんな軽い好きだったんですか?」


そんなわけないじゃん。諦めれるならもうとっくに諦めてるよ。


夏「女の子同士の好きって伝わりにくいんです。友達としての好きって勘違いされちゃう。嫉妬だって女の子はすぐしちゃうし、自分がいつも一緒にいる人が他の人といるのが嫌で独占欲も強くなる。」


たしかに、、全部わかる、


夏「それでも理佐さんは小林さんを振り向かせた。小林さんが好きがわからなくなったのは理佐さんのせいかもしれない。でも小林さんに好きを教えたのも理佐さんじゃないですか。」


好きがわからなくなったのはわたしのせい。
好きを教えたのもわたし。
もう少し、もう少しだけ頑張ってみてもいいのかな。


理「でも、もう無理だよ、」


まだ好きなのに、諦められないのに傷つくのが嫌で、口から出る言葉は全部思っていないことばかり。心の中では好きが溢れていて今すぐにでも抱きしめたくて、自分のものにしたくて…言ってることと思ってることが矛盾してる。


夏「じゃあ、わたしが小林さんもらいますね」


理「っ!それはだめ!」


気づいたら叫んでた。夏鈴ちゃんはびっくりしていたけどすぐに優しくいつも通りの笑顔になった。


夏「それが理佐さんの本当の気持ちですよね。本当は諦めることなんてできないのに、誰にも渡したくないのに、何を強がってるんですか。引こうとしてるんですか。」


夏鈴ちゃんはわたしの、自分の気持ちを気づかせようとしてくれた、?


夏「恋愛は素直になった人が幸せを掴むんです。小林さんに嫌いって言われるまで頑張ってみてみたらどうですか?


理「素直になる…」


夏「そうです!素直にならないと素直な人に取られちゃいますよ。例えばー、ひかるとか?」


理「絶対いやだ。」


夏「ごめんなさい、ちょっと意地悪しました、笑」


夏鈴ちゃんは優しい、
ちょっとだけ空気が軽くなった気がする、


夏「理佐さんの気持ち、小林さん知ってるんですよ?だったらもう恥ずかしがらずにちゃんと気持ち伝えましょ!」


理「もう少し、頑張ろうかな。。」


夏「なんでそんなに弱気なんですか?」


理「少しでも可能性があるならがんばる。」


たった0.1%でも、もっと少なくても「1」という数字があるなら、「0」ではないなら。自分の出来る限り頑張ってみようかな。


夏「はい。応援してます。何かあったらいつでもわたしのところに言いに来てください。どんな話でも聞きます。」


理「夏鈴ちゃん、ありがとう。頑張るね!」




由依side


由「ねー、ひかる。好きってなんなのかな?」


好きがわからなくなった。理佐がわたしのことを大切にしてくれてたことを知ってる。理佐の気持ちも。でも、その気持ちに答えられなくなった。


ひ「好き、ですか。好きがわからなくなったから理佐さんと別れたんですか?」


由「こんな曖昧な気持ちのまま付き合ってても、理佐に申し訳ないし、わたしと別れた方が理佐のためなんじゃないかなって。」


別れた理由…理佐はわたし以外の人と付き合った方が幸せになれる。って思ったから。ただそれだけ、だったはずなのに理佐がわたし以外の人と付き合って、手を繋いで、ハグをしてキスをして、、考えるだけで泣きそうになる、嫉妬に押しつぶされる。


ひ「由依さん、それ理佐さんのためじゃないですよね。」


由「え、?」


ひ「そんなことして理佐さんは幸せになれると思ってるんですか?自分の気持ちから逃げただけですよね?」


由「なんで…なんでわかったの、」


ひ「あんなに理佐さんのこと好きって言ってたのに、突然好きがわからなくなったって、」


自分の気持ちから逃げたのはほんと。でも好きがわからなくなったのもほんと。


由「好きがわからなくなったのも嘘じゃない!」


ひ「どうしてわからなくなったのか、自分でわかっているんですか?」


由「わかってる、」


もう辛い思いしたくなかった。多分、心のどこかで「恋愛なんてしなければ」って思ってた。それを理佐のせいにしてた。嫉妬しすぎて、、理佐の気持ち、、知ってたのに。


ひ「自分の気持ちを閉じ込めて、由依さんは幸せになれるんですか?」


由「なれない…」


ひ「わかってるじゃないですか。今からでも遅くないと思います。今のままだと由依さんも理佐さんも幸せになんてなれないですよ。」


由「でも、!さっき理佐にひどいこと言った、」


ひ「ひどいこと?」


由「少しでも嫌ってもらうために思ってもないこと言っちゃって。」


あの時の傷ついて、今にも泣きそうだった理佐の顔。あの顔を見た時、どうしたらいいのかわからなくて、あの場から逃げ出してしまった。


ひ「由依さんは理佐さんが由依さんのことを嫌いになれると思ってるんですか?」


なれるに決まってる。だってあんなにモテるんだよ?いつかわたしのことも忘れて他の人と幸せに…


ひ「聞き方変えます。じゃあ理佐さんが他の人と幸せになっても、他の人のものになってもいいんですか?」


由「いやだ!嫌に決まってる…」


ひ「じゃあちゃんと話し合ってください。」


話し合う…。今思えば、理佐の気持ちも何も聞かないで別れちゃったな。何やってんだろ、ほんと。


由「ひかる、ありがとう。ちゃんと話してくる。」


ひ「頑張ってください!!」






coming soon…
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