今日は諸事情により仕事が休みになったのでカフェで読書


知人にスロウハイツ布教したのでどうせだからって再読



この物語は、主人公の赤羽環(あかばね たまき)という若手脚本家が周りのクリエイターたちと一つ屋根の下生活する。


設定はトキワ荘に近いようなそんな感じ。主人公ポジションは環なんだろうけど登場人物全員の個性が強くて読み手を飽きさせない。



住人紹介から引用させて貰うと、


101号室 狩野壮太、投稿を繰り返す漫画家の卵


102号室 長野正義、映画製作会社で働く、監督の卵


103号室 森永すみれ、画家の卵。正義の彼女。炊事担当。


201号室 円谷伸一、環の高校からの親友。環をライバル視。


202号室 チヨダ・コーキ、千代田公輝。中高生に絶大な人気を誇る小説家。


203号室 黒木智志 チヨダ・コーキを売り出した、敏腕編集者。


3F           赤羽環、人気急上昇中の脚本家。「スロウハイツ」のオーナー



となっている。


紆余曲折あり環は自分と相性が良いようなメンバーを集めて一緒に住むことにした


なんでもこの「スロウハイツ」は入居する際に面接があるらしい。やはりオーナーのお眼鏡にかなう人じゃないとやっていけないってことか。


物語は登場人物1人1人にフォーカスするように進んでいく。皆それぞれがどういう思いで目標に向かっているかが鮮明に描かれている。



辻村深月先生の本を読むと度々登場する人物もこの作品の中に登場するなど、個人的に好きな辻村小説として「かがみの孤城」と同率1位を授けたいくらい大好きな本。


一緒のタイミングで誰かと同じ本を読むって経験楽しみすぎてむしろ再読のきっかけが得られた喜びが大きい。



この本を語ろうとすると長くなるけどちょっとずつ感想も書いていきます。