ある日、ぼくは特別な力を手に入れてしまった。
親戚のおじさんが言うには、それは「条件ゲーム提示能力」って言うらしい。
何かをしないと何かが起こるって人を脅す力って言ってた。
学校で飼ってるうさぎさんが酷い殺され方をした。それを見たふみちゃんは家から出てこない。
先生は犯人にどんな条件を提示すればいいか相談には乗ってくれるけど答えは教えてくれない。
一応ぼくなりの答えはでた。先生には怒られそうだけど。
明日はこの事件の犯人と話すことができる。ふみちゃんのためなら・・・
この話の主人公が犯人に対してとった条件提示はどのようなものだったのか
気になった人全員に読んでほしい。人間の心の中の黒い部分を絶妙に描写してくる。
人はいつだって理不尽な不幸に遭うことがある。自分が被害者になってしまったとき、犯人に罰を与えられるとしたらどんな罰を与えるか
復讐は何も生まないって割り切ることができるか。そんな選択を小学生が迫られているかと思うと胸が苦しくなる。
でもこの作品の中の「ぼく」は強かった。小学生の頃の自分ならこんな選択はとれなかった。
こんな時間まで読んでしまった
寝ますw