けん「大切にしようと思ったのは後の方で、ホントは・・・・・ 」
------------つづき-----------------
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ケン「ホントは?」
けん「「大切にしてもいいんだ」って思ったんだ」
ケン「なるほど・・・・・そうか。そうだな。その表現が一番キミに合っているかもな」
けん「うん。僕は自分を大事にすることをわかっていなかった。自分大事=自意識過剰みたいな。ナルシストみたいなイメージだったんだ」
ケン「そうだな。世間では自分が大事と言うと、どこか冷めた目で見られるからな」
けん「だから僕はいつも他人優先だった。自分が好きで自分が大事と思っていると周りから変な目で見られると思っていたから」
ケン「そうか」
けん「でも実際は違うんだよね。自分を一番好きで一番大切にしていてもいいんだよね?」
ケン「もちろんだ。自分を大切にできなくては、他人を大切にはできないよ」
かん「うん、僕もそう思う。だから自分を好きでいれば、凄く周りも好きでいられる。自信が湧いてくるんだ」
ケン「そうだな。それは自尊感情ともいうし自己肯定感ともいう。自分にいつも自信を持っていたければ、自分を信じて、認めて、好きでいるのが一番いい。成功したり、幸せになれる人というのは皆そういう人たちだよ」
けん「僕もそんな風になれるかな?」
ケン「なれるさ」
けん「成功したり、幸せになったりできる?」
ケン「できるよ。きっとね」(ボクはいつもそう信じているよ)
けん「どうすればいいの?」
ケン「さっき言ったことをずっと続けていけばいいんだ。自分を好きでいて認めていればいい」
けん「うん」
ケン「成功する人や幸せな人が自分を大切にしている人なら、逆も同じだよ」
けん「逆?」
ケン「幸せな人=自分を大切にしている」なら「自分を大切にする→幸せになれる、成功する」ということだ」
けん「なるほど」
ケン「もちろんこれが全てではないから難しいが」
けん「うん」
ケン「キミはできるよ。それに、もう色々と取り組んでいるじゃないか」
けん「そうだね。今もそうやってるけど・・・・・でもたまにできないときもあるんだ」
ケン「そうだな。そんな時どう感じるんだ?」
けん「ちょっと悔しいのと、なんか悲しいかな」
ケン「そうか。それはキツイな」
けん「うん。ちょっと凹む」
ケン「そういう時は、できなくてもいいんだ」
けん「え?」
ケン「できないときは無理にやらなくていいんだ」
けん「いいの?」
ケン「ああ。やらなくていい」
けん「どうして?」
ケン「キミがそれを、その時求めていないからだよ」
けん「求めていない?」
ケン「キミは心底何かを求めていたら、迷わず手に入れに行くだろう?」
けん「まあ・・・・・そうかな」
ケン「そういう時は体が勝手に動くものだ。でも動かない。それは、今この瞬間のキミがそれを求めていないからだ」
けん「やりたくないってこと?」
ケン「何がきっかけかわからないが、そういうことだろう」
けん「そうなんだ」
ケン「だがそれは悪いことじゃない。誰だってやりたいことだけやっては生きていけない。やりたくないこともやらなければいけないときもある。人間の社会ではそういうものだ」
けん「うん」
ケン「だが今のキミのやることは、キミの中だけの話だろう。やってもやらなくても誰も迷惑はかけないし、社会も責任も関係ない。だからやりたくなかったらやらなくてもいいんだ」
けん「いいの?」
ケン「ああ。キミにとって本当に大切なのはそこじゃない。一番大切なのは・・・
------------⑧につづく----------------