よだ形成外科クリニックの依田です。昨年(2020年)の9月に日本美容外科学会(JSAPS)の専門医試験を受験して無事に合格し日本美容外科学会専門医となりました。
これで日本形成外科学会専門医との2階建て専門医になりました。さらに手術の技術を磨いて貢献していきたいと思います。
日本美容外科学会は実は同名の学会が2つ存在しています。英語表記ではことなります。1つはJapan Society of Aesthetic Plastic Surgery(JSAPS)という学会で主に形成外科学会所属医師が参加している学会で、私はこちらに所属しています。
もう一つはJapan Society of Aesthetic Surgery(JSAS)という学会でPlasticがない表記の学会で、主に形成外科出身以外の医師が所属している学会です。私は所属していません。
もちろん両方に所属している医師もいます。
それぞれの学会で専門医試験を行い認定医師がいます。私が今回合格したJSAPSの専門医は専門医の人数を増やすために試験内容を緩和したのですが、以前少ないのが現状です。
JSAPSとJSASを統合しようと長年試みていますが、なかなか一筋縄では解決できない問題でもあります。
興味がある方は是非それぞれのHPを見てみて下さい。
日本美容外科学会(JSAPS) https://www.jsaps.com/
JSAPS専門医一覧 https://www.jsaps.com/profile/specialist/
日本美容外科学会(JSAS) http://www.jsas.or.jp/
JSAS専門医一覧 http://www.jsas.or.jp/contents/expert.html
本日は、三重っぽいラインの出現と開瞼量が悪い方を、ROOF(隔膜前脂肪群)を剥離して挙筋腱膜前転術を併用した全切開を受けられた方の症例を見てみましょう。
予想外の高いラインの二重を直すのは地味に大変です。
二重の手術はラインを高く作るのは難度は低いですが、大きなラインを下げるのは難度が高くなります。
さらに全切開された高いラインを低く修正するのはさらに難度が高い手術です。
今回は安定しない高いラインを低く固定する内容です。
まずは開瞼量が増すと二重ははっきりしますので、挙筋腱膜前転術を併用した全切開を行います。
次に高いラインを消すのにはROOFという隔膜前脂肪組織群を眼輪筋下で頭側へ剥離し、頭側方向へ不整なラインを超して剥離していきます。
たいていはこの方法で三重や不整なラインが消失していきます。
高すぎるラインが作成された全切開後の修正はもう一手間必要です。この場合の方法はそのうち症例を交えてブログで説明いたしましょう。
今回の方は術後3ヶ月目の状態です。安定した二重になり、開瞼量も増し、大変順調です。
術前-挙筋腱膜前転術+ROOF剥離手術デザイン-術後3ヶ月目
【手術名】挙筋腱膜前転術を併用した全切開二重術
ROOF(隔膜前脂肪組織群)の剥離術
【概要】局所麻酔下にて手術を行います。抜糸7日目、お化粧の目安約10日。
【治療費】挙筋腱膜前転術:300,000円(両側・税別)
ROOF(隔膜前脂肪組織群)剥離術:120,000円(両側・税別)ROOF剥離術は単独では行いません。
【注意点】開瞼量、左右差は一般に4-6ヶ月で安定していきます。一時的な皮膚の赤み、内出血の可能性。三重の解消は部分的に残存し、修正の限界もあります。
切開線のキズは3Mの赤み、6Mの食い込み感の可能性。左右差の可能性、再手術の可能性。
感染など。
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