今はあまり見かけなくなったが、

たまたまでした。

朝の少し早い時間でしたね。

60代の旦那さんですかね。娘さんと二人で、少し暗い洋服で、伊豆行きの電車に乗った時でした。

旦那さんが少し角バッた四角い箱を持って電車に乗っていました。

そこには綺麗に包まれた布で名前がうっすら描かれていました。

二人は自由席で立っていました。電車は満員で、
座る所がなかった。

たまたま目の前の方が次の駅で二人降りる様子で、いれ違いの通りかかった際、

どうぞこちらへ「三人で」

譲られた二人はハッとして

旦那さん?は「これからなんです」「つい最近だったから」

と満面の笑み。

娘さんは泣いてました。


その時降りたんじゃなく、譲ったんだと。


人間って凄いな。

わかる人にはわかるんだと