「緊急事態宣言を見くびってはならない＆羽田新飛行ルート撤回パレード」

皆さんこんばんは、よだかれんデス。

改正新型インフルエンザ対策特別措置法が成立してしまいましたね・・。

悪名高き自民党改憲草案の緊急事態条項と違って、政令で独裁体制を敷けるようになるわけではないから一緒にしてはいけない・恐れることはないという方もいらっしゃいますが、私はそうは思いません。

例えば今回は、緊急事態宣言を出しても事前に国会への報告もなされ、一応法律の範囲内でそう無茶なことはなされず、違法行為なく宣言期限を無事に迎えさせると思います。

問題はその先です。

国民は、「緊急事態宣言がなされても大丈夫だったね」「そうおかしなことはされなかったね」と、緊急事態宣言という言葉に拒絶反応を感じなくなります。

そうした状態になったところで、そっと差し出されるのが、緊急事態条項のお話。

ほらね、大丈夫だったでしょう？というか、必要だったと思いませんか？

多少の人権を制限してでも、国民みんなで心をひとつに困難を乗り越えることは美しい。

ここはひとつ、憲法も変えて、緊急事態条項もしっかり入れておかなくては。ね。

…私はそんなことを恐れています。

人は簡単に慣れてしまう。

嘘をつかれること、文書を隠されること、文書を改ざんされること、歴史を改ざんすること、オトモダチだけを優遇すること、思い通りの人事を行うために法解釈を捻じ曲げること、憲法までも解釈で変えてしまうこと、有権者買収を行うこと、反社会的勢力の定義を変えられてしまうこと、思い出せないくらいおかしなことが沢山まかり通っていること。

そういうことに、人は簡単に慣れてしまう。

だから私は、どんなに緊急事態宣言が有効に作用したとしても、どんなに謙虚に用いられたとしても、

やっぱ緊急事態条項も必要だよねなどと決して首を縦に振ってはいけないと、深く心に刻んでおきたいと思います。

それに似ているのが、羽田新飛行ルート問題。

先だって行われた実機試行では、かなりの騒音と低さに驚いた人も多かったと思いますが、人は簡単に慣れてしまう。

そうよね、インバウンド大事！成田より便利だしねとあっという間に受け入れてしまうのかも知れないけれど、

以前からブログでも書いているように、騒音・落下物・尻もち事故・テロ対策等々問題だらけのこの新飛行ルート。

これだけ減便に次ぐ減便で・空港もガラガラの状態で・需要もない状態で、本当に3月29日から運用を開始するのでしょうか？

するのでしょうね・・始めてしまえば人は簡単に慣れてくれるから。