皆さんこんばんは、新宿区議のよだかれんデス。

前回ブログで記したように、9/15のお昼過ぎに思い立ち、急遽 長崎県の佐世保市近くにある、川棚町を訪れました。

 

(特急電車からの美しい車窓。)

 


「石木ダムの強制収用に反対する議員連盟」に名を連ねたので、この目で現場を確かめたいとの思いからです。

何のコネクションもなく、アクセス方法も全く分からなかったけれど、行けば何とかなるだろう、地元の方と触れ合えなくても予定地の様子くらいは感じられるだろうと訪れたわけですが…

起きましたよ、ミラクルが*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*

まず。

ダム予定地というと、車でないと辿り着けないだろう、人もいないしタクシーなんていないだろうから人生初のヒッチハイクにチャレンジするしかないかしら…

 

と、ダムの最寄駅と思われる川棚という駅で一人心細く降りてみると。

そこは小さいながらも普通の街で、タクシーがたくさん並んでいました(笑)。

更に。
きっと山奥だろうから、一体何時間かかるのかしら、いくらかかるのかしら…現金そんなに持っていないけれどカード使えるわよね…とドキドキしながら運転手さんに問うてみると、

「えっとね、10分かからないくらいだよ」

ですって!Σ( ̄。 ̄ノ)ノ
えーーーッ!?町のそんな近くにダムって…不思議な感覚でした。


何はともあれあっという間に着いてしまい、運転手さんが、

「帰りも足が必要だろうから、遠慮なく電話してね」

と携帯番号を教えて下さいました(*´∇`*)
これで帰りも安心です。

不安無くプラプラと歩き始めてみると、
川原(こうばる)地区は、
雄大なというよりは、ほのぼのとして可愛らしい集落、そんな印象を受けました。

 

(そんなに高くなくて、可愛らしい山並み)
 

(映画に出てきそうなお家)

 

 

(アップにして下さいね、ワンちゃんが吠えまくって歓迎して⁉︎くれています💕)

石木川という小さな川が流れ、稲穂が実り、お花もたくさん咲いています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


そして、そんなのどかな風景には不似合いな、ダム建設絶対反対の看板があちらこちらに掲げられています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(50年に渡る反対運動。歴史を感じます。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


胸が、苦しくなります。
切ない気持ちで、とある看板の前で写真を撮っていると、後ろからこんな声が聞こえて来ました。

「おーい!おーい!写真撮ってくれーッ!!

振り返る間も無く、目の前にやんちゃなおじ様がフレームインしていらっしゃいました∑(゚Д゚)

この方です(笑)。

 

 

 

 

 

 

 

 

(ケーリューさん、オッパイ触らせろとか言って(笑)からかってくれてありがとうございました‼︎

こうばるの皆さんとのご縁、全ては、セーリューさんのおかげですm(_ _)m)


住んでいるのは他の地区なのですが、こうばるの支援をされている方だそうで。


東京からこの目で予定地を見るためにやって来たという話をすると大層喜んで下さり、車で地元の支援者の皆さんが集まっているところに連れて行って下さる事となりました。

 

(相棒のホーリーといつも一緒❤️)
 

(美人ちゃん❤️)

 

 

(おメメつぶってるホーリーちゃん❤️)
 

 

集まっていた皆さんお若く、お洒落で真面目で元気‼︎

 

 


 
そして彼らが、まさにこうばる地区で立ち退きを拒んで頑張っておられる当事者ご一家と繋いで下さり、
何のコネクションも持たずに訪れた私が、現地で暮らす方の生の声に直接触れさせて頂けることとなったのです‼︎

 

 

 

御紹介頂いた松本好央さんは、石木ダム問題を取り上げた映画「ほたるの川のまもりびと」にも出ていたり、

 

 

 

せやろがいおじさんの動画にもチラッと写っていたり、

 

 

村山嘉昭さんの素晴らしい著書「石木川のほとりにて~13家族の物語~」https://www.patagonia.jp/product/patagonia-books/BA001.htmlにも勿論登場している、

 

 

 

 

 

 

 

チョットした有名人だったのです(お会いした時点では私は恥ずかしながら存じ上げませんでした(๑˃̵ᴗ˂̵) 失礼しました💦)。

 

4世代9人家族。

93歳になるというお婆ちゃまにもご挨拶させて頂き、可愛くて聡明で優しく力強いご様子に胸があたたかくなりました。

 

はっきりとした口調で、ここにずっといたいと仰いました。

 

今のままだと、9/19に建物が建っていない土地は強制収用が可能となり、

11/18には人が住んでいる家も強制収用が可能となります。

 

お婆ちゃまを無理やり家から連れ出し、家を、田んぼを奪うことが出来るようになります。

 

国土交通省が確認できる昭和60年以降では、ダム建設のために、住んでいる家から人を追い出して土地を奪い取ったケースはないそうです。

 

確か首相は、令和というのは「人々が美しく心を寄せあうなかで文化が生まれ育つという意味が込められている」と仰いました。

 

その新しい令和という時代の始まりに、込められた願いと正反対に。

 

人が住んでいる家を 人が生活している土地を 美しく稲穂さざめく田んぼを。

 

強制的に奪い、ダムの底に沈めるなどという蛮行を、本当に行なうのでしょうか?

 

子孫たちに、ほたる舞う美しい自然ではなく、538億円という莫大な借金を残して。

 

治水面でも利水面でも根拠がなくなったダムのために。

 

 

法には適っているそうです。

でも、理には適っているのでしょうか。

情には適っているのでしょうか。

 

直接は長崎県が事業主体ではありますが、事業認定を行ない、強制収用が出来るよう導いたのは国であり、国が補助金を出すからこそ行なえる事業なのです。現政権の意向と無関係ではないのです。

 

是非、一人でも多くの皆さんに、このことを知って頂きたいです。

こうばる地区のみなさんのちいさき声に、耳を傾けて頂きたいです。

 

私も偉そうに言える身ではありません。

つい先日、メーリングリストに流れてきた議員連盟への参加呼びかけを見るまで、恥ずかしながら石木ダムの問題を知りませんでした。

 

だから、皆さんと一緒に、彼らの声に耳を傾けてみたいのです。

 

松本さんは小学2年生の時に、県が行なった機動隊を用いた強制立ち入り調査を集落の皆で阻止しました。

 

想像してみて下さい。大人でも機動隊に立ち向かうなんて、怖くて出来ません。小学2年生の子どもがどれほど恐ろしかったろうと、涙が出ます。

 

(真ん中に写っているのが、松本さんだそうです。)

 

 

(無邪気に遊んでいるだけだった私とは、大違いのこうばるの子ども達。同じ時代の出来事です。)

 

 

大人の皆さんだって、この問題がなければどれほど平穏な人生を歩めたことでしょうか。

 

1972年(沖縄返還といい、またしても私が生まれた年。やはりご縁があるのでしょうか)、

長崎県と川棚町は、「地元の了解無しにはダムは造らない」とする覚書を住民と交わしています。

二枚舌とはこのことではないでしょうか。

 

引き返す勇気。

せやろがいおじさんも仰っています。

 

日本国、長崎県、佐世保市、川棚町の偉い皆様。

本日も国会ヒアリングに足を運びましたが、ダムが必要な根拠は論理破綻していました。

 

決して恥ずかしいことではありません。

石木ダム建設、やめませんか?

 

そして自分には関係ないと思っている多くの日本国民の皆さん、これは他人事ではないと思います。新宿でだって、日本全国どこでだって起こりうることなのです。

 

ちいさき声に耳を傾けず、他人の人権が踏みにじられるのを見て見ぬ振りをしていれば、

いつか自分も同じ目に会わされるかも知れません。

 

松本さんに反対運動の拠点である公民館に招き入れて頂き、集落を案内してもらいながらお話を伺い、そんな思いを抱きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今春の選挙で、こうばるの住人である灰谷猛さんが石木ダム反対を訴えてトップ当選しました。

町議会議員として、何かを変えられるかもしれない。

 

生活を 人生を踏みにじられない、日常を奪われないため、同じ地方自治体議員として、学びながら連携を取ってゆけたらと思います。

 

ダム本体の工事はまだ始まっておらず、代替道路の付け替え工事が始まっているということで、現場にも連れて行って頂きました。

 

ちなみに、石木ダム建設事務所のHPを見ると、なんと反対している地権者の皆さんの行動を“工事妨害状況”として写真を載せています

https://www.pref.nagasaki.jp/section/ishikidam/

 

 

悪趣味だと驚きました。

ちょっと違うかも知れませんが、「生活保護なめんなジャンパー事件」を思い出しました。

(小田原市は教訓を活かし、事態を好転させているようですhttps://diamond.jp/articles/-/121596

 

納得できるダムの必要性の根拠が示されないから出て行かないだけ。

50年間、ダムがなくても誰も困らなかった。

 

そんな住民の皆さんを悪者に仕立てているようで憤りを感じますが、でも逆に、こんな写真を掲載していれば行政の意地の悪さが露呈しますよね。

 

閑話休題。

お休みの日で工事はしていなかったものの、それでも自然を踏みにじった大きな足跡の迫力に身がすくむ思いでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

設置されている監視カメラが恐怖感を増幅させます・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから、松本さんから反対派住民の集会があるからと教えて頂き、奥様の運転で、高校生のお嬢様とも一緒に町民会館へ向かいました。

 

これだけでも凄い奇跡の連続だなと思いますが、

 なんとその集会は想像以上に大きなもので沢山の人々が集まっており、

 

 

 

 

 

 

 

奥様のご紹介で前述のトップ当選 川棚町議・炭谷猛さんとご挨拶が出来、

 

さらに炭谷さんのご紹介で、これまた先述の「石木ダム強制収用を許さない議員連盟」代表の 城後光 波佐見町議 とご挨拶させて頂き、

 

さらにさらに驚くことに、

私が当選する前から直接議員控え室にお招き頂き政治家の心構えなどのお話を聞かせて頂き、

 

当選後も大変良くして頂いている大河原雅子衆議院議員までもが東京からいらしていたのでご挨拶させて頂き、講演の中で、公共事業チェック議員の会メンバーとしての情熱的な経験談をお聞かせ頂くという幸運にも恵まれました。

 

ミラクル ミラクルッ‼︎*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*

 

集会はさらに盛り上がりを見せていたのですが、残念ながら飛行機の時間に間に合わせるために途中退出し、歩いてバスターミナルまで行こうとしていたところ、

 

なんと こうばるで一番最初に声をかけてくれたやんちゃなおじ様・ケーリュウさんが車で送ってくれることになり、しかも バスの中で食べなとぶどうジュースとかぼちゃコロッケを下さいました( T_T)\(^-^ )

 

ケーリュウさんで始まり、セイリュウさんで終わった初・こうばる体験。

 

別れ際まで、「女として扱えばいいんか男として扱えばいいんか・・複雑じゃぁ」みたいに悩んでいたセイリュウさん(笑)。

 

次に合う時には、迷うことなくちゃんと女性として扱って下さいね💕

 

 

 

 

 

 

 

空港に向かうバスの中で、かぼちゃコロッケとぶどうジュースを頂きながら。

 

ミラクルの連続が起きすぎて混乱している頭を整理し、今日一日を振り返りました。石木ダムのことを考えました。

 

これからも、9/19、11/18に向けて、私に何か出来ることはないかを考え、行動したいと思います。

 

物凄く長い文章になってしまいましたねε-(´∀`; )

 

最後まで読んで下さった皆さん(いらっしゃるのかしら💦)、どうもありがとう。

 

 

新宿区議会議員 よだかれん

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~~・~・~・~・~・~・~・~・

ちいさき声をすくいあげる会HP

https://chiisakikoe.jimdofree.com/

(選挙のときから更新できておらず・・今しばらくお待ち下さい☆)

 

依田花蓮HP

https://www.yoda-karen.com/

(ダンサー・行政書士の二足の草鞋で活動していた頃のもので更新出来ておらず・・

今しばらくお待ち下さい☆)

 

Twitter

https://twitter.com/karenshinjyuku

 

FaceBook

https://www.facebook.com/karen.yoda

 

アメーバブログ

https://ameblo.jp/yoda-karen/

 

Youtube

・ちいさき声をすくいあげる会

 

https://www.youtube.com/channel/UCtC1j7Di6tLJzzAAjwIEiww

 

・花蓮のお言葉

 

https://www.youtube.com/channel/UCjXiEPjI47oHoIIkInMkQUg

 

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~~・~・~・~・~・~・~・~・